こんな人にオススメ
色んなイヤホンがあるけど、自分の耳に合うのか性能が自分好みなのかわからん。
気になる完全ワイヤレスイヤホン、視聴してきました。
ということで、今回はとあるお店の完全ワイヤレスイヤホンコーナーで試聴してきた感想2021年9月版を書いていく。その他の試聴体験は以下。
今回のきっかけは後に紹介する最高音質機種「Noble Audio FoKus PRO」と「「final ZE3000」が聴きたかったから。
どちらも音にパラメータを振っているものなのでノイキャン必須の執筆者としては購入候補から外れるけど、とにかく音を聴いてみたかった。
今回のレビューは物議を醸しそうなので、予め言っておく。執筆者の耳はクソだ。基本、音質は気にせずどちらかというと機能面と音場の広さを重視する。また、試聴用の音源は以下のようなダンスミュージック中心なので、しっとり系ではないことはご理解いただきたい。
まあ、色んな人の意見を聞いてご自身で聴いてみて購入などの判断をしていただくのが一番だ。
目次(クリック・タップでジャンプ)
AVIOT TE-BD21j-ltd
画像引用: 公式サイト
まずは低価格ながら高音質でコスパがいいブランドAVIOTの高音質モデル「TE-BD21j-ltd」。こちらの最大の特徴はハイレゾ音質を鳴らせる点。
まあ、執筆者の耳だとそこまでの違いはわからんのだが、それを鳴らしきるだけのポテンシャルは感じた。今回の試聴の中で一番感動したのがこのTE-BD21j-ltd。とにかく音場が広い印象だった。
画像引用: 公式サイト
執筆者はダンスミュージックを中心に聴くことが多いため、音場が広イヤホンだとライブ感を味わうことができて楽しい。高音は若干シャカつくような気もするけどかなりキレイで空間的広がりが抜群、
対して低音は中心に位置していてまるでライブ。個人的にはMartin Garrixの曲を聴くとめちゃくちゃテンションが上がるなと感じた。
ただ、対称的なデザインだからイヤホンを収納するときの向きがよくわからんくなる。
あと、外音取り込み機能もついているけど、こちらは低音が強めだが普通に使えそうなレベル。なかなか。


final ZE3000
画像引用: 公式サイト
続いてはfinalから出た高音質完全ワイヤレスイヤホン「final ZE3000」こちらも今回の試聴でかなり感動したイヤホン。
見た目がかなり特徴的で、特殊なシボ塗装をしているようだ。触り心地はザラザラしていて面白い。そして形状も角ばっていて独特。タッチ操作はロゴがない部分。
こちらもかなり音場が広い印象。TE-BD21j-ltdよりは若干広がりに欠けるような感じだけど、それでもかなり広くて迫力がある。
画像引用: 公式サイト
また、低音がズンと響いていて気持ちがよく、高音の余韻がかなり伸びていて美しい音質と感じた。バイオリン系が相性いいと感じた。
このZE3000はノイキャンや外音取り込み機能は搭載されていないので音にパラメータを振ったイヤホンだけど、これだけの音場と音質で1.6万円だとかなりお買い得な気がする。
また、イヤホン本体も独特な見た目で人と被りにくいので持っているだけでも所有欲を満たしてくれる。


Noble Audio FoKus PRO
画像引用: 公式サイト
今回の試聴の一番の目的はこの「Noble Audio FoKus PRO」。ノイキャンも外音取り込みも防水ついていないのにお値段5.5万円というTWSの最高峰。
YouTuberなどがこぞって高評価としていたけど、個人的にはそんなにかなって印象。多分、執筆者の耳が悪い。
音場が狭めでボーカルなどが耳のすぐそばにきていた印象だ。なので、広いライブってよりは自分用のライブって感じ。
画像引用: 公式サイト
低音が結構出ている感じで高音が少なく感じたんだけど、どうやらエイジングをしていないと低音が出過ぎていると感じるようだ。
もしかしたら店頭に置いて間もないから本来の力を出しきれていなかったのかもしれない。どうやらレビューを見る限りは文句のつけようがないイヤホンのようだ。
また、イヤーピースが二段腹のような構造で、これが執筆者の耳に合っていなかったかもしれない。FoKus PROについては後日、再度聴く必要がありそうだ。


Denon AHC830NCW
画像引用: 公式サイト
続いてはあまり目立っている印象のない完全ワイヤレスイヤホン「Denon AHC830NCW」。こちらはDenon初のTWSでノイキャンや外音取り込みも入っているので最近のスタンダードモデルとなっている。
んだけど、高音がシャカつく感じがあって低音が軽く聴こえる。なのでノリよく音楽を聴きたいってよりはリラックスして高音系を聴くのがいいのかもしれない。
また、音が分離せずに繋がっているようにも感じた。なので分離しすぎて聴き疲れしやすいって人には逆にいいのかもしれない。
画像引用: 公式サイト
ただ、ここは突っ込みたい点が、ノイキャンや外音取り込みの切り替え時の効果音が爆音だってこと。
切り替えはタッチセンサーなのでタッチで操作するんだけど、操作するたびに明らかに音楽の音量をはるかに超えるくらいの爆音で切り替えを教えてくれる。
初めて操作した時はあまりにも音が大きくてビビった。なぜ効果音を爆音にするのか、そしてなぜわざわざアナウンスにするのか。謎。


聴けなかった完全ワイヤレスイヤホン
ここでは聴きたかったけど不具合とかで聴けなかった完全ワイヤレスイヤホンについて紹介する。
Marshall Minor Ⅲ
画像引用: 公式サイト
Marshallから出ているインナーイヤータイプの完全ワイヤレスイヤホン「Marshall Minor Ⅲ」。執筆者はAppleのEarPodsが耳に合わない希少性の高い人だけど、一回聴いてみたかった。
んだけど、ペアリングが出来なくて詰んだ。ペアリングモードでスマホのポップアップに接続画面が出たので接続しても一向に繋がらない。
5分くらい放置しても接続中になっていたので試聴を断念した。個人的にMarshallの製品は使ったことがなかったので惜しい。


AVIOT TE-D01gs
画像引用: 公式サイト
こちらもMinor Ⅲと同じでペアリングができなくて断念。一旦ペアリングしかけたけど拒否されましたって出てきて繋がらなかった。
一応、こちらについては耳につけてみたんだけど、本体の遮音性がかなり高くてノイキャン非搭載というデメリットを補ている。
ただ、操作ボタンがかなり硬くて最初はタッチ方式かと思った。これについては他のレビュワーも言っているから個体差ではなさそう。


Anker Soundcore Liberty 3 Pro
画像引用: 公式サイト
こちらもなんとペアリングができなくて詰んだ。これに関してはペアリングモードへの移行の仕方すらわからなかった。
ケースにボタンがあるからそれを長押ししたんだけどうまくいかない。取説をみてもそう書いてあった、って思ったらケースのふたを閉じた状態でペアリングしようとしていた。開けないといけなかった。
Ankerの出すイヤホンはかなり安いのに性能が良いと評判の中で出してきた中価格帯。どれくらいの音質なのか気になる。


SHURE AONIC FREE
画像引用: 公式サイト
SHUREのTWS「SHURE AONIC FREE」はシンプルに店頭に置いていなかった。こちらは執筆者の理想とする「外音取り込みにすると自動で再生停止」が実現されているイヤホン。
SHUREなのでも本体の遮音性(パッシブノイズキャンセリング)で勝負しているのでノイキャンは非搭載。だけど、パッシブでどれくらい遮音されるのか気になる。
また、AONIC FREEはかなり大ぶりな見た目なので実機でどれくらいのサイズなのかも見もの。あとはシンプルにSHUREサウンドを体験したい。


AVIOT TE-BD11t
画像引用: 公式サイト
こちらも店頭には置いていなかった。TE-BD11tの前機種である「TE-D01t」は以下の記事でレビュー済み。低価格ながら色んな機能が入っていてコスパ良し。
今回のTE-BD11tはダブルドライバーにしつつノイキャン性能をアップさせたモデル。前作がノイキャンがいうほど強くなかったが、今回はどうだろうか。
また、前作同様、超長時間バッテリー搭載なので筐体が大きめだろう。個人的にはバッテリーはそこまでいらないから小型でノイキャン性能を高めたコスパモデルが欲しい。


音質特化と便利の二極化
今回は2021年12月に試聴してきた完全ワイヤレスイヤホンの感想の記事だった。特に今回は音質特化のモデルを聴くことが多かった。
最近はノイキャンに外音取り込みがついたモデルが低価格で出るようになったので、大手音響機器ブランドは音質で戦おうとしている。
ノイキャンとかは音質を削ってでもつけてほしい層がいる一方で、老舗なら音は譲れない。この二極化がこれからどんどん加速するのか、それとも両立させた+低価格の最強のTWSが出るのか見ものだ。