こんな人にオススメ
日本時間2021年10月26日に新たなmacOS Montereyが配信されたんだけど、どんな感じ?
っということで、今回はmacOSの新たなOSである「Monterey」のファーストインプレッションをお届けする。
昨年のOS「Big Sur」で割とデザインが変更されたんだけど、今回のMontereyは基本は何も変わっていない。大雑把にいうとiPhpneやiPadとの連携が強化された。
個人的な結論としては以下の2点が気になった。
- システム環境設定の「ディスプレイ」の項目のデザインが変更
- ショートカットアプリが追加
バージョン情報は以下。
- MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)
- macOS Monterey バージョン12.0.1
目次(クリック・タップでジャンプ)
システム環境設定の「ディスプレイ」
外部ディスプレイとの接続時の設定を行うシステム環境設定の項目「ディスプレイ」。こちらのデザインが変更されたので紹介しておく。
システム環境設定自体のデザインは変更なし
システム環境設定自体はデザインの変更はなさげ。パッとみた感じSiriがちょっと変わったような気がするけど気にしない。
ディスプレイ項目が1つに
これまでは外部ディスプレイに接続しているとそれぞれのディスプレイに対して設定ができるように、設定画面が2つ出てきた。
しかし、今回のMontereyでは1つの設定画面で2枚分の設定が可能となったM1チップの場合は外部ディスプレイが1枚までなので、このような画面となる。
なお、執筆者はMagic Mouseは使用していないし、Magic Keyboardもテンキーレスだけど表示されている。なんならMagic Trackpadを使用してLogicoolのMX ERGOユーザー。
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【Logicool MX ERGOレビュー】疲れない作業効率重視トラックボールマウス
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ディスプレイ設定から各ディスプレイの設定が可能に
右下の「ディスプレイ設定...」を押すと各ディスプレイの設定を行うことが可能。MacBookの方は使用形態が「主ディスプレイ」となっており、解像度も引き継がれている。
手ディスプレイから変更したい時は使用形態をクリックして変更可能。
カラープロファイルもこの画面で一括管理できる。これまでは別タブだったような気がする。
一項目下の外部ディスプレイをクリックすると外部ディスプレイのDELL U2720QMの設定が可能。こちらの使用形態は「拡張ディスプレイ」で、サブモニターとして使用している。
U2720QMは4K出力が可能で執筆者は今は4Kで出力しており、その設定が引き継がれている。
また、リフレッシュレートや回転もここで設定できるようになっている。
使用形態は先ほどと同様。
Night Shiftも設定可能
ディスプレイの最初の画面に戻って、ディスプレイ設定の右のNight Shiftもここで設定可能。これは自動的にディスプレイの色を暖色に変更するというもの。
昔読んだ記事で、これを起動するとバッテリーの消費は少し上がるという情報があったのでオフにしている。今はどうなのか知らない。
ディスプレイ同士の位置も変更可能
そういえばディスプレイ同士の位置関係はどのように変更するのかって思ったけど、初めの画面でそのままディスプレイをドラッグ&ドロップで移動可能。
例えば外部ディスプレイの左にMacBookを配置するなども可能。今は縦関係にしている。
macOSにショートカットが登場
iPhoneで一時期話題となってYouTuberが色々と紹介していた純正アプリ「ショートカット」。こちらはmacOSに登場した。
これまでmacOSでは「Automator」というロボットのアプリで処理の自動化ができたのだが、それだとちょっとプログラムライクでハードルが高かった。
個人的にはプログラミングを独学で勉強したから大丈夫だけど、大体の人は難しいだろう。一例は以下の記事参照。
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【macOS&ショートカット】ショートカットと(超絶簡単な)自作ブラウザ新規起動アプリ
続きを見る
ショートカットアプリだとブロックを組み立てるようにして処理をプログラムできるからわかりやすい。さらに、iCloud経由なのか、昔使っていたiPhoneで作ったショートカットが残っていた。
左上の「すべてのショートカット」に6とあるのがそれだ。macで使用できるかは内容次第だけど、スマホ・パソコン間で共有できるのは面白い。
良さげなショートカット「画面を2つのAppで分割」
ということで、最後に良さげなショートカット「画面を2つのAppで分割」を紹介しておく。機能はいたってシンプル。所定の2つのアプリを左右に分割する。ただそれだけ。
ショートカットを追加すると設定が可能に。開きたいアプリを2つ選択する。「最初」が左側、「2番目」が右側に該当する。
ここではとりあえずブラウザの「Sidekick」とエディタの「Visual Studio Code」を選択して実行してみた。なるほどうまくいく。
んだけど問題点がある。といってもまだまだ使い始めだから勘違いかもしれないしすぐに修正されるかもしれないけど。
全ウィンドウが移動する
問題点1つ目は同じデスクトップにある指定したアプリの全ウィンドウが集まるってこと。これは外部ディスプレイもそう。
今の執筆者の環境的にはMacBookと外部ディスプレイの2枚があるが、これらのどちらかにある所定のアプリの全てのウィンドウが分割される。
そりゃAppを選択しているからそうなるんだけど、このウィンドウだけ分割してほしいってのができない。
アクティブじゃないと集まらない
問題点の2つ目がアクディブなウィンドウ上にないと集まらないということ。MacBookと外部ディスプレイの2枚どちらかにないと集まってこない。
なので、待機して何も起きずに終了したり、片方のアプリがウィンドウ上にあって半分に分割されて待機して終わりとか不具合っぽくなる。
まだ使い始め、不具合解消や新機能に期待
今回は新OSののMontereyのファーストインプレッションとしてディスプレイ設定とショートカットアプリについて解説した。
MontereyはiPhone・iPadとの親和性をより高めた感じで、どちらも使わない執筆者にとってはあまり進化点がないアップデート。
でもこれから新機能や便利な技が見つけられるかもしれない。特にショートカットアプリ。楽しみだ。
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