こんな人にオススメ
SwitchBot Hub Miniでスマートホーム化したいけど、実際どんな感じなの?
どんなことができてどんなことができないの?
ということで、今回はSwitchBot Hub Miniを導入して3週間経過した執筆者が感じたSwitchBot Hub Miniでできること・できないこと、そして満足・不満について書いていく。
我が家でスマートホームにできるものなんてほとんどなかったが、セールで安くなったのでとりあえず試しに買った。
今の所の感想は「割と便利やな」。


目次(クリック・タップでジャンプ)
スマートホーム化計画
「スマートホーム」。簡単に言えばよりシームレスな生活のため、家庭の機器をインターネットに接続した家のこと。と思っている。
有名どころで言えば「スマートスピーカー」「スマートロック」といったところだろう。他にも色々あって、ざっと並べると以下。
- スマートスピーカー
- スマートロック
- スマートリモコン
- スマート加湿器
- スマートプラグ
- スマートライト
- スマートカーテン
今回執筆者が導入したのはスマートリモコンの「SwitchBot Hub Mini」。完全に有名どころ。他には「Nature Remo」だったり「+Style ORIGINAL」だったり「MagicCube」だったりがある
SwitchBot Hub Mini
執筆者が購入したのは「SwitchBot Hub Mini」。5月のタイムセール時に600円くらい安くなって3,400円くらいだったので購入。
現在はエアコン下のローテーブルの上に置いている。壁掛けもできるが住んでいる家が賃貸であり、置いていても動くということで壁掛けはしていない。
左側には電源の充電口があり端子はmicro-B。type-cがよかったがコスト削減とかもあるのだろう。なお、白色のType-Aからmicro Bのケーブルが付属するが、長すぎたので手持ち黒色ケーブルに変更。
前面にはペアリングに使うためのボタンがついている。ちょっと硬めなので、強めに押すといい。
上面にはLEDがついており点灯させることも可能。電源がついているのかを確認するために点灯させるでもいいし、邪魔だったら消すことも可能。執筆者は邪魔だと感じたので消灯している。
SwitchBotの種類
そもそも執筆者の購入したのは「SwitchBot Hub Mini」だが、実は似たような名称で「SwitchBot」と「SwitchBot ボット」がある。それぞれの違いは以下。
- SwitchBot: ブランド名、SwitchBot Hub MiniやSwitchBot ボットの略称
- SwitchBot ボット: 物理的なボタンを物理的に押し引きするデバイス
- SwitchBot Hub Mini: スマートリモコン
SwitchBot ボットは以下のようなデバイス。呼び方は人によってバラバラな印象。左下の突起でボタンを押したり、逆にこの突起にシールを貼って引いたりする動作を割り当てられる。
画像引用: 公式サイト
リモコン操作には対応していないけど、物理ボタンは押せるっていう家電に有効。人によったらインターホンの部分に設置して、外出帰りにシームレスに帰宅するってことをしている。高度。
我が家の接続機器
人によっては玄関の鍵、エアコン、照明、加湿器など多くのデバイスをつないでいるが、我が家では備え付けのDAIKINのエアコンとAnkerのロボット掃除機「Anker Eufy RoboVac 30C Max」の2台だけ。というのも、そもそも対応デバイスを用意していないから。
玄関の鍵は自動化しても良いのだが、買い物で両手いっぱいになることもないし、扉の建て付けが悪くて若干扉を引きながらでないと鍵が閉まらない仕様だからスマートロックの導入は踏みとどまっている。
照明については以下の記事でSwitchBotプラグのレビュー時に導入して対応させている。
-
【SwitchBotプラグレビュー】スマートプラグで古い家電もスマートホーム化
続きを見る




ちなみにカーテンは以下のようにカーテンレールに取り付け自動で開閉してくれるというもの。遮光カーテンを導入して基本真っ暗にしたので朝日を浴びるために導入しようかどうか検討中。
画像引用: 公式サイト


SwitchBot Hub Miniとエアコン
ここからは実際にSwitchBot Hub Miniと接続したデバイスの使い勝手についての感想を述べていく。基本的には結構便利なものだという感想。操作や設定は声か専用のアプリで行う。
専用アプリで操作
SwitchBot Hub Miniと連携させたデバイスは専用アプリ「SwitchBot」で操作可能。操作項目は以下6種類。これは使用しているエアコンで変わると思う.
- 電源オン
- 電源オフ
- 温度上げる
- 温度下げる
- 冷房、暖房、除湿、自動、送風、(操作できないが表示のみ: 加湿器)
- 風量(自動、静音、微風、弱風、強風、急速)
押すと一瞬の間をおいてエアコンでピピッと音が鳴り操作が完了する。また、インターネットを介して設定するため、外出時でも家のデバイスとスマホが共にインターネットに接続されていたら操作可能。
時間指定でオン・オフ
時間指定でエアコンのオンとオフを設定している。執筆者が設定しているのは3種類でそれぞれ以下の内容。
- 朝: 4時に暖房を23℃で風量は5段階中3にしてオン
- 帰宅後: 19時15分に冷房を25℃で風量は5段階中3にしてオン
- エアコン切る: 11時にエアコンをオフ
朝は暖房をつけることで起きやすくし、帰宅後は体温が上がって汗をかいているので涼しめに設定。普段は部屋干しで朝の洗濯後にエアコンの風で乾かすが、一日中つけずに乾いたくらいの時間でオフにしている。
これまでは備え付けの機能で「何時間後」に設定に加え「何時に」設定がという選択肢が増えた。単純に選択肢が増えたので自分の好きなように設定できるようになった。
声でオン・オフ
AlexaやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントと連携させることにより、声でデバイスを操作することができる。執筆者はAlexaもGoogleアシスタントもSiriも使える環境下にあるが、基本的に使用するのは前者2つなのでAlexaとGoogleアシスタントだけ連携している。
それぞれの音声アシスタントを持つデバイスは以下。
- Alexa: Fire HD 8(タブレット)
- Googleアシスタント: Redmi Note 10 Pro
- Siri: M1 Macbook Pro
スマホのGoogleアシスタントでのエアコン起動イメージは以下。ニワトリはGoogleアカウントのロゴがあるので隠すために使用。Redmi Note 10 Proの写真アプリ備え付けのステッカー。
画像のオレンジの丸をスライドさせることでも温度の調整が可能。また、温度もアシスタント時に伝えることで可能。「暖房を23℃に設定して」というように。
Alexaは声で操作した時に画面やポップアップが出ないので画像はない。もしかしたらFire HD 8のAlexaだからかもしれない。
スイング固定ができない
これが自身の中では響くところで、部屋干しをするので衣類を乾かす際には吊るしてある上の方に風が当たるようにしたい。しかし、SwitchBot Hub Miniを介して設定するとスイング状態しか選択することができない。
したがって、毎回毎回スイングの固定をしてあげないといけない。スイングの固定はもちろん備え付けのリモコンでも可能だが、いつもメイン機のRedmi Note 10 Proの「赤外線ブラスター」で行っている。
これはXiaomiのスマホなら搭載している機能(例外はあるかも)で、そこらへんのリモコンと同じ機能を持つというもの。「Mi リモート」というアプリで家電の操作が可能。選択できる項目は
- 電源のオン・オフ
- 冷房、暖房、自動、送風、除湿
- 風速(自動、低、中、高)
- 風向き(上、中、下)(押すとピッと音は鳴るが反応なし)
- スイングするか固定するか
- 温度を下げる
- 温度を上げる
- 1時間ごとのタイマー
- プリセット設定(ターボ、eco、XX、body_feel、サイレント)
赤外線ブラスターは通常のリモコンと同じ機能を持っているので、SwitchBot Hub Miniのように外出先では使用できない。さらに機器にスマホを向けてボタンを押す必要がある。
これはもしかしたらスマホのスペック不足なのかもしれないが、ごくたまに押してもエアコンが反応せず連打してしまうと、しばらくして連打分が一気にエアコンに反映されることがある。
この赤外線ブラスターを使用していつもスイングの固定を行なっている。だから執筆者の使い分けは
- SwitchBot Hub Mini: 音声でのオンとオフ
- 赤外線ブラスター: スイングの固定
SwitchBot Hub Miniでスイング操作ができればめちゃくちゃ楽になるのにな。なお、ムリヤリではあるがスイングを固定する方法を解説した記事は以下。
-
【SwitchBot Hub Mini&エアコン】スイングできない問題を手動(その他)で解決
続きを見る
一気に温度変更できない
温度調節についてはSwitchBot Hub Miniで行うことができる。しかし、一気に温度を変更することはできない。例えば20℃から25℃にする際は1℃ずつ温度を上げる必要がある。
だからSwitchBotアプリで連打するが、そうすると今度は次で説明する問題が発生する。
たまにアロマディフューザーが反応
執筆者が使用しているアロマディフューザーはリモコン対応。SwitchBot Hub Miniに登録はしていないが、SwitchBotアプリの温度ボタンを連打するとたまにアロマディフューザーのライトがついたり電源がオフになる。
そうなるとライトを消したり再度出現をオンにしないといけないので面倒。まあ、連打しなければ問題ない。
SwitchBot Hub Miniとロボット掃除機
我が家にはロボット掃除機としてAnkerの「Eufy RoboVac 30C Max」が駐在している。この掃除機はリモコンにも対応しているし専用アプリにも対応している。かなり使いやすく毎日、部屋の掃除をしてもらっている。
専用アプリ「Eufyhome」があるので付属のリモコンは使用しておらず、普段から専用アプリで運用。しかし、せっかくSwitchBot Hub Miniがあるんだから連携させてみた。ちなみに掃除機の名前は「相棒」。
そもそも専用アプリがある
そもそも専用アプリがあるのだが、そこまで高性能ではないのでアプリでの操作は基本的に以下のことができる
- エラーの確認
- 充電ステーションに戻るのに手間取っていた際の手動操作
充電ステーションに戻るのに手間取るという点に関しては、早めに戻せばいつか戻ってくれるのであまり使わない。
一方でエラーについては外出時にほぼ100%エラーが起きるというジンクスがある。在宅中での運転は正常に動くが、外出中、特に長時間の外出になるとエラーが頻発する。
声での操作は可能
基本はウィジェットで操作しているが、一応SwitchBot Hub Miniを介した声での操作も可能。Googleアシスタントを使うとオンにすることができる。また、下にあるポップアップでオフにもできる。
反応はかなり良くて、オンにしてからすぐに掃除機が動き出す。しかし、そもそもGoogleアシスタントの反応と理解が悪すぎて、上の「相棒つけて」も10回くらい言い直してようやく反応したもの。まじでAlexaが優秀。
充電は音声では効かない
ロボット掃除機だからもちろん充電しないといけないが、SwitchBot Hub Miniでは声で充電ステーションに返すことができない。もしかしたら「相棒」という名前が悪いのかもしれないが、「相棒を充電して」と何度言っても検索結果を表示するだけ。
もしくは「その操作に対応していない」だとか「よくわからん」だとかで操作が完了しない。だから、毎回専用アプリのウィジェットで充電ステーションに帰している。
なお、オンとオフはできるのでその場で止めることは可能。また、SwitchBot Hub Miniのアプリでは充電ステーションに帰すことが可能なので声で操作できないのは謎すぎる。これはAlexaも同様。
予約とかのボタンが灰色になっているのは単純に登録していないだけ。
現状の運用方法
ということで不満と満足を述べてきたが、最後に現状の運用方法についてまとめる。
オンラインになるまで待つ
共通の不満として、オンラインになるまでが遅いというのがある。結構な頻度でアプリを起動するとオフラインになって操作ができない。リロードしてもこのままなので放置しているとオンラインになる。
このスピード感のなさがせっかちな自分としてはストレス。
「エアコン」起動はSwitchBot Hub Mini、スイングはスマホ
上述のようにエアコンに関してはAlexa経由で声で起動させている。冷房、暖房の切り替えも声で操作。たまに温度変更でエラーが吐かれるけど概ね満足。一方でスイング固定がどうやってもできないので、Redmi Note 10 Proの赤外線ブラスターで毎回スイング固定をしている。
で、ここまではいいのだが、赤外線ブラスターでスイング固定をするとMi リモートの設定が反映されるのでいきなり風量がマックスになったり温度設定が変わったりするのが欠点。
まあ今のところは諦めている。SwitchBot Hub Miniがんばれ。
「ロボット掃除機」専用アプリで操作、たまに声で起動
一方でロボット掃除機はほぼほぼSwitchBot Hub Miniは使用していない。ロボット掃除機自体に角をよく掃除するモードだったり、円形に掃除するモードだったりがあるが、部屋が狭いからモードは固定で使わない。
だから使用する機能が少ない。よって専用アプリのウィジェットでオン・帰還を命令している。
ただ、音声アシスタントで充電ステーションへ帰せたらかなり楽。
- 洗い物中に掃除機を起動
- 洗い物終盤で充電ステーションに帰還
- 掃除機のゴミパック回収&掃除
これがスムーズにできたらかなり楽。今は終盤でウィジェットから手動で帰還させている。
所々使いにくいが声だけ&自動は割と楽じゃん
所々惜しい部分が、痒いところに手が届かない部分が多々見受けられたが、それでも自動化や音声での作動というのはとても便利なものだと感じた。
これからスマートデバイスを増やすかどうかはわからないが、体験しないとこの便利さには気づけないなというのを最後感じた。
百聞は一見に如かず、百見は一体験に如かず。

