こんな人にオススメ
SwitchBot Hub Miniで家電を登録しようとしたけど、登録できない。
ボタンを押しても家電が反応しないし、反応するボタン設定もできない。
ということで、今回は執筆者も愛用しているスマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」で家電が登録できずに使用できない問題を解決する方法を解説する。
結論から言うと、SwitchBot側にない家電は「その他」機能で1操作ずつ自分で割り当てるしかない。色々いじればできるのかもしれないけど、手っ取り早いのがこの方法。
今回は我が家のエアコンが登録できない部類だったので、エアコンを例に登録方法を解説する。
また、SwitchBotへの登録だけではなく、AlexaとGoogleアシスタントへの連携方法についても紹介する。


目次(クリック・タップでジャンプ)
登録したい家電がSwitchBotにない
通常、SwitchBot Hub Miniで家電を登録するには、上の画像のSwitchBotアプリの「ホーム」タブの右上の「+」ボタンから追加する。しかし、全ての家電が対応しているわけではないので、本記事のように登録できないものも含まれる。
執筆者のSwitchBot Hub Miniでの家電は上の通り。本当はエアコンを追加していたけど、後述するその他の設定でごちゃごちゃしていたので削除した。で、この記事で作成する形。
エアコンの登録は右上の「+』ボタンの中のエアコンの項目を選択するだけ。簡単。
通常の登録はリモコンでボタンを押すだけ
家電を選択するとSwitchBot Hub Miniの名称が出てくるのでこれをタップ。するとガイダンスが出てくる。ガイダンスを読み終わると「スマートラーニング」を始めることができる。
スマートラーニングは、リモコンをSwitchBot Hub Miniに読ませるだけで登録ができるというもの。通常はこれで簡単に登録できる。
ガイダンスが終わるとスマートラーニングの方法が表示される。操作は簡単で、SwitchBot Hub Miniに向けて使いたい家電のリモコンのボタンを押すだけ。赤外線を読み取ってくれる。
読み取ると自動的jにどのタイプのリモコン・家電なのかの候補が表示される。この候補に入っているボタンを押して反応したらそれが対応しているタイプ。
押しても反応しない場合は右の候補へと移って同じようにボタンを押して反応するかを見る。これの繰り返し。今回はエアコンだったので温度や風量の操作も候補として出てきた。
リモコン登録だと反応なし
ただ、今回だと候補として出てきた10種類のタイプ全てでエアコンが反応しなかった。その場合は上の画像のように「もう1回学習する」「メーカーを検索」「サポートに連絡」「カスタマイズ」の4つの候補が出てくる。
一応、もう1回学習したんだけど結果は同じ。どのボタンも反応しなかった。なので次は簡単にできそうなメーカー検索を実行。
そもそも型番でもない
ということで、メーカーを検索を押すとメーカーの一覧がズラッと並ぶ。我が家のエアコンはSHARPのものなのでSHARPで検索。小文字が混じっているのに違和感がある。
SHARPを選択すると型番一覧が表示されるんだけど、数が多いから検索をかける。そうすると型番がないことが判明。そりゃ無理だわ。
ちなみにAC-22LFTは4万円くらいで買えるエアコンなんだけど、風向がスイングが止めるしかない。要するに上とか下の固定はスイング中に手動で止める必要がある。クソ。
ただし、この画像の下の方に汎用型番とカスタマイズモードの案内が表示されている。汎用型番は初めの10候補のやつ。汎用型番に行っても無限ループなのでカスタマイズモードを使う。
カスタマイズ登録はON/OFFしかできない
てことでカスタマイズ機能を使うんだけど説明が長い。8行にもわたってツラツラと説明されているが、要するに以下。
- 25℃から26℃に変更するだけという操作はできない
- 25℃風量3上向きから26℃風量3上向きとかなら可能
以下の記事でも買いたけど、エアコンはありとあらゆる設定を1つの操作として認識している。だから25℃とか26℃で1つの設定ではなく、25℃風量3上向きで1つの設定というイメージ。
細かいことは置いておいて、説明を進めていくと最後の説明で以下のような画面となる。
なんと現在のところはAlexa、Google Home(Googleアシスタント)ではオンオフしか対応していない。ダルすぎる。だから温度をもうちょい上げたい時はできない。
いちいち純正のリモコンを取りに行って設定しないといけない。しかもその時にはSwitchBot Hub Miniで設定した風量や風光も考慮しないといけないからダルすぎる。
まあ文章が更新されていないだけだろうということで、そのまま進めてみるとデバイスの名称を求められるのでエアコンとしておいた。別の部屋がある場合はルームを設定することも可能。
「今すぐ使う」を押すとボタン設定になるけど、オンオフしかない。詰んだ。
とりあえずダメもとでも編集してみる。
エアコンは温度・風量・風向などを一括送信
ON、OFFのボタンを押すと上の画像のように、温度と冷暖房の種類、風量を選択してからボタン設定となる。これだとオンオフしかできないので、使い勝手が悪すぎる。
1種類のオンしか使わないってのならこれでもいいけど、温度や風量などを変更したいニーズがある場合はこれでは対処できない。
ということで、本記事の本名である「その他」でエアコン自体を登録する。
その他で1操作ずつ設定
その他の操作も基本的に通常の家電登録と同じように進められる。初めに解説を挟んでデバイス名を登録する。ここでもエアコンとしておく。
その他は完全自作
デバイス名の登録が完了するとボタンが何も登録されていないとの旨のポップアップが出る。そう、その他ではありとあらゆるデバイスに対応するため、完全自作しないといけないんだ。
このポップアップをOKで消すと下の画像のようにまっさらな画面に「+」ボタンだけが残る。ここに自分で操作を追加していく。
温度や風量を決めて送信
「+」ボタンを押すと上の画像のようにリモコンを押してくれってポップアップが出る。なのでここで25℃風量3上向きの要jにリモコンで設定してSwitchBot Hub Miniに向けてボタンを押す。
例えば25℃風量3上向きだと、24℃風量3上向きの状態にしてからSwitchBot Hub Miniに向けて温度+1℃のボタンを押せば25℃風量3上向きとなる(1℃刻みじゃない場合は臨機応変に)。
そうすると以下のように確認画面が出てくる。そこで一度、画面上のボタンをタップしてちゃんと動くかを確認する。
あとはボタンの名称を決めて登録という操作を繰り返すのみ。自分の好きな温度や風量、そしてOFFも含めて追加する。
好みのボタンを追加
最終的に作成したボタンは以下。
- 18℃自動暖房: 暖房18℃で風量は自動
- 20℃自動暖房: 暖房20℃で風量は自動
- OFF: エアコンOFF
冬の間は最低限これくらいで大丈夫だろう。既に買いたけど、我が家のエアコンは風光がスイングするか止めるかの2択しかない。なので上のように3種類の選択肢にした。
他にもプラズマクラスターのボタンとかもあるけど、基本的にオンのままだから上記の設定にした。
これで型番がないエアコンをその他でムリやり登録できた。次は音声操作との連携。
Alexaと連携させて音声操作可能にする
音声操作で家電を動かせるのはハンパなく楽。手が塞がっていても声で照明をつけられる。支度中に声でロボットを掃除機をつけられる。かなり便利。
ここではAlexaで所定の動作を連携させる方法について解説する。なお、その他ではなく通常の家電登録で登録した家電については基本的に以下の方法を使わなくてもいいことがある。
ただし、設定なしでちゃんと動作しない時は以下の方法を試してみるとうまくいくことがある。
Alexaで音声操作するステップは以下。
- SwitchBotアプリのシーンで操作を手動設定
- Alexaアプリの定型アクションで上記シーンを設定
ざっくりと2ステップで完了するからかなり楽。
手動シーンを作成
まずはステップ1のSwitchBotアプリのシーンから手動でシーンを作成するところから。シーンには「手動実行」「自動実行」で大きく2種類ある。
自動実行の方は所定の時間になったら所定の操作を行うというもの。今回は音声操作コマンドが実行されるたびに処理したいので、手動実行を選択。
完成イメージは上の画像の「掃除機充電」のような感じ。こちらは執筆者の愛用しているロボット掃除機Anker Eufy RoboVac 30C Maxを充電ドックに返す際のシーン。充電だけは何故か音声操作できなかったのでシーンを作成して対応させた。
右上の「+」ボタンを押すと以下の画像のようにシーンの設定が出てくるので、自分が設定したい内容に編集する。
これを音声操作したい操作の数だけ行う。今回はその他で作成したボタン全てに対してシーンを作成した。
Alexaアプリからシーンを選択して追加
続いてはAlexaアプリの「その他」「定型アクション」から、作成したシーンを音声操作できるようにする。
執筆者の場合は既にいくつか作成していたので、その分が反映されている。
右上の「+」を押すと以下のように「定型アクション名」「実行条件」「アクションの追加」という項目が出てくるので、これらに従って設定していく。
定型アクション名はその音声操作のアクションをどんな名前にするかを決めるというもの。好みにしたらいい。
実行条件は音声や時間指定などができるけど、今回は音声を選択。で、起動するための音声を入れていくんだけど、この時に同じ読み方で色んな表記にしたほうが精度が上がる気がする。
真相はわからんが、体感ではこうした方が変な解釈でうまく実行されないってことが少ない印象だ。今回は「暖房つけて」を色んな表記にした。
定型アクションの一番下「アクションを追加」では「スマートホーム」「シーンをコントロール」に進む。そうすると作成したシーンが反映されているはず。
もし反映されていなかったら同期されていないだけかもしれないので、しばらく待ってみたりネットの環境を見た方がいい。
ここで好きなシーンを設定する。執筆者は暖房は18℃にして厚着するタイプなので一番上の「18℃自動暖房」のシーンを選択。すると以下のように確認を求められるので「追加」する。
これでシーンの追加が完了。あとは設定内容を確認して保存を押すと設定が保存・反映される。ちゃんと動くか確認して動いたら完成。
もし動かなかったらもうちょい待ってみたり、他のデバイスから音声操作したりして試してみるといいだろう。
そもそもSwitchBotアプリ側のシーンで上手くいってなかったら意味ないので、そこも確認しておくといいだろう。
Googleアシスタントで使う場合はクセが強い
Alexaで連携できたから、続いてはGoogleアシスタントでも連携させたい。しかし、Googleアシスタントの場合は設定は簡単だけど操作にクセがある。
Googleアシスタントだと動かない?
まず上の画像のように音声操作するとエアコンが設定されていないとのこと。ということで、SwitchBotと連携する。
Google HomeとSwitchBotを連携
Googleアシスタントの右上の自分のGoogleアカウントのアイコンをタップ。
その中の「スマートホーム」を選ぶ。そうすると連携のサービスを選択できる。執筆者の場合は既にSwitchBotを連携しているからLinked servicesに表示されている。
もしくはGoogle Homeアプリの左上の「+ボタン」「デバイスのセットアップ」「Google と連携させる」からも可能。SwitchBot公式から方法が書かれているからここも参照。
SwitchBotを検索してタップすると以下のようなポップアップになる。一度連携しているので再度連携するか連携を解除するかを求められる。
今回は再度連携してみる。更新されるかもしれないから。
Reconnect accountにすると以下のようにブラウザでアカウントの確認画面が表示されるのでアカウントでログインする。
これでSwitchBotとGoogle Homeの連携が完了した。ということで、Google Homeでデバイスの追加などを確認する。
シーンは表示されない
これでSwitchBotとGoogle Homeの連携できたんだけど、実はシーンはGoogle Home上では表示されない。一応、SwitchBot公式には以下のように注意の文が書かれている。
※Google Home側の制限より、Google Homeアプリの中「シーン」の表示がされていないですが、音声操作に対応できることを予めご了承ください。
表示されていないがちゃんと動くそうなので実際に動かしてみる。
「(シーンの名前)をつけて」形式で実行
実際にGoogleアシスタントで動くかどうかだけど、実はGoogleアシスタントで動かすにはコツがいる。SwitchBot公式では以下のように書かれている。
そして、デバイスを再検出してから、作成した「シーン」を音声操作してみましょう。 音声例:「OKグーグル、【シーンの名前】をつけて」
上の例だと「エアコン」の中の「OFF」というシーン名なので「エアコンOFFをつけて」となる。ややこしい。返答では2回オンにしているけど多分、時間差だと思う。何回もアシスタントに言ったから。
また、暖房をつけるときは「18℃自動暖房」というシーン名にしたから「18℃自動暖房つけて」と言うと反映される。
なお、既に試した「暖房つけて」や「暖房18℃」はデバイスが反映されていないとかでエラーに。Googleアシスタントを使うときは「(シーンの名前)をつけて」方式にしないといけない。
使い勝手は悪いがないよりマシ
ということで、今回はSwitchBot Hub Miniのその他の登録を使ってSwitchBotにない型番の家電を操作する方法について解説した。
通常の登録方法で登録した家電よりも使い勝手は悪いが、それでもやはり音で操作することができるのは楽。手が塞がっていても声で操作できるのは思ったよりも楽。
なお、執筆者はリビングにはAmazon Fire HD 8、キッチンにはAmazon Echo Show 5を設置してAlexa中心に操作している。
まだスマートホームデバイス(スマートデバイス)を導入していない人はこの機会にでも導入して生活を楽にしてみてもいいだろう。


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