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充電器

【VOLTME Revo 100レビュー】軽量な3ポートPD 100W対応充電器

2023年7月22日

今回は3ポート100W対応の充電器「VOLTME Revo 100」をレビューする。3ポートかつ100W対応の充電器なんて至る所にあるがVOLTME Revo 100は価格面と軽量さで一歩先に出ている。

3ポート搭載・100W対応・プラグ折りたたみなのに重量は176gほど。他の充電器が軽くても200gだからその軽さは圧倒的。
旅行や帰省などで高出力充電器が欲しい人は一度チェックしてほしい。

今回は商品を提供いただいたがいつも通りレビューしていく。


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運営者メガネ

VOLTME Revo 100のスペック

項目 性能
価格(Amazonで2023年7月8日時点) ¥7,580
サイズ(幅 x 高さ x 奥行き) 約61.5 × 64.5 × 33mm
(取説には63 × 65 × 33mmと記載があるが約61.5 × 64.5 × 33mm)
重量 約176g(取説には186gと記載があるが176g)
ポートの種類 Type-C × 2 + Type-A × 1
PPSの対応
入力(コンセント) AC 100-240V 2.3A(Max) 50/60Hz
最大出力(Type-C) 100W
最大出力(Type-A) 60W
Type-C出力 3.3-21V-3A(PPS)
5V-3A
9V-3A
12V-3A
15V-3A
20V-5A4(100W Max)
Type-A出力 4.5V-5A
5V-4.5A
9V-3A
12V-3A
20V-3A(60W Max)
対応充電規格 PPS、PD 3.0、QC 2.0 & 3.0 & 4.0、AFC、SCP、FCP、BC1.2など

外観と付属品

VOLTME Revo 100の外箱はグレーと黄色で右側に凹みの加工がなされて凝った印象。付属品はかなりシンプル。

  • VOLTME Revo 100本体
  • 取扱説明書
  • サンキューカード

VOLTME Revo 100にはケーブルが付属しないので別でケーブルを用意する必要がある。さらにVOLTME Revo 100は100W出力なので100Wに対応したケーブルを用意しないといけない。

一応、VOLTMEからは100W対応の絡まないケーブルが発売されているので、VOLTME Revo 100と一緒に買うとすぐに充電できる。

VOLTME Revo 100本体の見た目は普通のプラグ折りたたみタイプの多ポート充電器といった印象。ただ、外箱と同じように凹みの加工がなされているのが凝っている。

USBポート面の上部にはVOLTMEのロゴがあり充電器に入力があるとロゴが光る仕様。ちなみに軽量なせいか、壁つけのコンセントにつけてもプラグが抜けそうな感じはなかった。

各ポートの出力について詳しくは後述するが、VOLTME Revo 100はType-Aが1つとType-C端子が2つの合計3ポート。

Type-Cポートの下には出力配分を示すロゴがあり、下はPCを示しているだろうが上はよくわからん。

充電器の底面には入出力の電圧値と電流値と複数ポート使用時の電力配分が記載されている。

重量はAmazonのVOLTME Revo 100のページでは約176gとの記載があったが取説には186gと記載があった。謎だったので実際に計測してみると176.6gだったのでおそらく取説が間違っている。

重量の表記がブレているので縦・横・奥行きも測っておいたが、長さに関してもAmazonの値に近かった。試作品と完成品で違いが出たのだろう。

プラグは折りたたみ式なので持ち運ぶ際にVOLTME Revo 100自体と他のデバイスやガジェットに傷がいく心配が少ない。

最近の多ポート充電器はプラグ折りたたみが当たり前なので逆についていないと心配になる。

執筆者が所有している他の100W充電器の「UGREEN Nexode 100W」と比較するとかなりコンパクトなのがわかる。

といってもUGREEN Nexode 100Wは4ポートあるので単純比較はできないが、重量はかなり異なりUGREEN Nexode 100Wは235gに対しVOLTME Revo 100は176gしかない。

サイズは他の充電器と同じくらいなんだけど重量は圧倒的にVOLTME Revo 100が軽い。これについては後述。

最大100W対応の3ポート搭載

VOLTME Revo 100はType-Aポートが1つとType-Cポートが2つの合計3ポート構成で、各ポート使用時の出力はポートによって大きく異なる。

ポート使用数 C1 C2 A 合計
単ポート PD 100W 100W
PD 100W 100W
60W 60W
2ポート PD 65W PD 30W 95W
PD 65W 30W 95W
12W? 12W? 24W
3ポート 65W 12W 12W 89W

上下のType-C(C2, C1)で出力が異なるのは少し面倒に感じる。PCなど大きな出力が必要なデバイスは下のType-C(C1)に繋ぎっぱなしで用途に応じて上のType-C(C2)を使うなどの工夫が必要だ。

ただ、Type-C単ポートで100Wの出力に対応しているし、さらにType-A単ポートで60Wまで出力可能。あまりType-Aを使う機会はないがType-Cケーブルが足りなくなった時でも高速で充電できる。

Galaxy S22 Ultraでは1.7Aの16Wほど

ハイエンドスマホのGalaxy S22 UltraにType-C(C1)で接続した場合は15W前後で思っていた以上に遅かった。

ただ、ずっと見ていると徐々にW数が上がっていき、一時的に20Wほどで充電ができる時もあった。しかしすぐに16Wほどに低下したのでうまく温度制御しているのかもしれない。

⇨Galaxy S22 Ultraのレビュー記事

【Galaxy S22 Ultraレビュー】これが最高峰

続きを見る

Google Pixel 7aでは1.5Aの13Wほど

一方でミドルレンジスマホのGoogle Pixel 7aにType-C(C1)で接続した場合は大体1.5A付近で13W程度となった。

元々Google Pixel 7aは基本18Wが最大で、充電開始直後は以下の画像のように18W程度を出していたが、すぐに13W程度に落ち着いた。

ただ、5Wなど極端に充電速度は落ちないので気長に充電されるのを待てばいい。

⇨Google Pixel 7aのレビュー記事

【Google Pixel 7aレビュー】普通の人にとって正解のスマホ

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M1 MacBook Proだと3Aの56Wほど

M1 MacBook ProにType-C(C1)で直接接続すると3Aの56W付近で充電できることを確認。ただ、Mac側では入力は100Wらしいので制御する前はMAXの100Wなのだろう。

また、直接Macと接続して充電する人も多いだろうが、執筆者はUSBハブ経由で充電する。しかし必要な65Wに対し100W入力なのでハブの分5Wを差し引いても問題なく充電できた。

現状、100W必要なデバイスはハイエンドクラスのPCくらいしかないので100W充電できるVOLTME Revo 100が1つあれば単発の充電は余裕だ。

スマホとMacの2デバイスで充電すると

VOLTME Revo 100のType-C(C1)にM1 MacBook Pro、Type-C(C2)にGalaxy S22 Ultraを接続した結果が上の通り。

M1 MacBook Proは単ポート使用と同じ出力だが、Galaxy S22 Ultraは19W程度で超急速充電ではなく急速充電になってしまった。

かといってC1とC2を逆にするとMacへの電力供給が最大で30Wになるから、結局はこのC1をMac、C2をスマホに接続するのが最適なのだろう。悩ましいところ。

スマホ2台とMacの3デバイスで充電すると

最後にType-C(C1)にMac、C2にGalaxy S22 Ultra、Type-AにGoogle Pixel 7aを接続して充電してみた。ただ、Type-Aケーブルを適当に選ぶと充電できなかったので、充電できない時はケーブルを疑ってほしい。

Macには33W程度とかなり充電スピードが低下してしまった。また、Type-Cに接続しているGalaxy S22 Ultraへの出力も8.74Wとかなり遅くなってしまった。

そしてType-Aに接続したGoogle Pixel 7aを計測したかったが、Google Pixel 7aだと充電できる時とできない時があったため急遽Galaxy S22 Ultraに入れ替えて充電した。

結果が以下で2.38W。これだと流石に3ポート使用時にType-Aでスマホを充電するのは厳しい。

このようにたとえ100W対応の充電器でも全ポート使用すると極端に出力が下がるのがわかる。まあ他ブランドの充電器も同じなので割り切るしかない。

VOLTME Revo 100を使って感じた良い点

ここからはVOLTME Revo 100を使って感じた良い点を紹介する。

100W対応の多ポート搭載としては軽量

100W充電器で検索して検索上位にヒットした100W対応充電器をピックしそのポート数と重量をまとめると以下。Amazonでの表記ブレがあったりするので重量は参考までに。

名称 価格 ポート数 重量
VOLTME Revo 100 ¥7,580 3(C×2 + A×1) 176g
AOHI PD 100W ¥6,990 2(C×2) 200g
Anker 736 Charger ¥8,990 3(C×2 + A×1) 206g
CIO LilNob USB PD 4ポート ¥9,280 4(C×3 + A×1) 210g
Anker PowerPort III 2-Port ¥8,390 2(C×2) 216g
UGREEN Nexode 100W ¥7,999 4(C×3 + A×1) 235g
TUNNU PQ1002P Pro ¥5,699 4(C×3 + A×1) 260g

VOLTMEが圧倒的に軽くてビビった。2番目に軽いAOHI PD 100Wより24gも軽い。VOLTME Revo 100は窒化ガリウム(GaN)を使用しているが他も使用しているだろうから驚きの軽さ。

もちろんポート数や質感が異なるのはあるけど、それでも3ポート搭載で200gを切るのはかなり軽量。長期旅行で持っていくにも荷物になりづらい。

他のブランドが利益を取るために外観をより高級で重厚なもの、もしくは技術的に軽量な素材にできないという事情があるかもしれない。

過熱保護・温度管理の機能を搭載

VOLTME Revo 100は100Wという出力なので本体が熱くなりやすい。デジタル機器にとって熱は大敵でスマホの冷却クーラーやPCのファンが典型例。

ただ、VOLTME Revo 100は加熱保護と温度管理の機能を搭載しているので充電しっぱなしでもそこまで気にする必要はなさそう。

他にも独自技術「V-Dynamic」で過電圧保護やショート防止などもあるので長く安心して使えそうだ。

Type-A端子の最大出力が60W

VOLTME Revo 100はType-A端子を1つ搭載しているんだけど、このType-A端子の最大出力が60Wと驚異的。

ガジェット好きはみんなType-Cに移行しているからType-Aを使う機会は少ないだろうが、Type-Aを使わざるを得ない状況でも高出力で充電できる。

60WなのでMacBook AirはもちろんのことMacBook Proもほぼフルスピードで充電できるだろう。ただし、執筆者はザコType-A to Type-Cケーブルしか持ってないから検証していない。

VOLTME Revo 100を使って感じた微妙な点

続いてVOLTME Revo 100を使って感じた微妙な点も紹介する。

PPSは3Aまでしか対応していない

これは完全に執筆者の勘違いだったが、VOLTME Revo 100は5A出力に対応しているものの、PPSは3Aまでしか対応していない。要するにGalaxyスマホを最速では充電できないということ。

執筆者の使用しているGalaxy S22 UltraはPPS 5Aで充電することで最高速度の45Wでの充電が可能。3Aだと25W充電になる。

【Galaxy S22 Ultraレビュー】これが最高峰

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なのでVOLTME Revo 100noType-C 1ポート充電だけにしてもPPS3、すなわち25Wでしか充電できないんだ。

まあM1 MacBook Proに接続したところ100W出てるからPCを充電する用途としてはいいんだけど、PPSには注意してほしい。

100W対応のケーブルが付属しない

VOLTME Revo 100は100Wに対応しているんだけど100Wの出力するには100Wに対応したケーブルも必要。しかしVOLTME Revo 100には付属しない。

一応VOLTMEから100W対応のしなやかケーブルも発売されている。有名なのはAnkerの「Anker PowerLine III Flow」で長さもAnkerが1.8mと0.9mに対しVOLTMEは1.8mと0.9mと同じ。

なので好きなブランドや色で選んだらいいけど、最近のAnkerは利益を取りに価格が高め・セールが渋い一方でVOLTMEはセールが多いしクーポンがある可能性が高いので、安さ重視ならVOLTME。

2つのType-C端子で出力が異なることがある

VOLTME Revo 100は2つのType-Cポートを搭載しているが、それぞれの最高出力が異なる点に注意。上のType-Cは最高30W、下のType-Cは最高65Wなので基本は下のType-Cを使用。

さらにType-Aポートまで使用すると上のType-Cポートは12Wまで出力が制限されてしまうので、3ポート接続する際は急速充電は望まないようにしたい。

レビューまとめ

ということで最終的なVOLTME Revo 100のレビューまとめは以下。高級路線で重厚化もしくは軽量化できないという充電器業界の二極化の中、軽量で3ポートの充電器は貴重。

VOLTMEはこの二極化の中間あたりにいる、今からのしあがるだろうブランドだから、ちょうど良い塩梅の充電器だ。

その反面、機能面ではちょっと足りないところもあるがそこは未来へ期待せざるを得ないだろう。過去の充電器がそうだったように。

良い点

  • 100W対応の多ポート搭載としては軽量
  • 過熱保護・温度管理の機能を搭載
  • Type-A端子の最大出力が60W

微妙な点

  • PPSは3Aまでしか対応していない
  • 100W対応のケーブルが付属しない
  • 2つのType-C端子で出力が異なることがある

軽量な3ポートPD 100W対応充電器

今回は軽量にも関わらず3ポート搭載、最大100W充電可能な充電器「VOLTME Revo 100」をレビューした。

3ポート搭載しているのに200gを切る軽量さはこれからの旅行や外出時の高出力充電器の活用シーンで活躍するだろう。


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