今回は2.5万円で普段使いが快適なAndroidタブレット「Blackview Tab 12 Pro」をレビューする。スペック的には低めではあるものの、タブレット用途としては問題ない。
控えめな価格でありながら10.1インチディスプレイで常時ディスプレイやPCモード対応など少しリッチに使えるタブレットだ。
今回はBlackview様から商品をご提供いただいたが、いつも通りレビューしていく。
YouTubeでレビュー動画を見る
YouTube動画でも本記事のBlackview Tab 12 Proをレビューしている。実際の動きを観たい人はこの記事と併せてご覧いただきたい。
Blackview Tab 12 Proのスペック
Blackview Tab 12 Pro | Blackview Tab 12 | |
---|---|---|
CPU | Unisoc Tiger T606 | Unisoc SC9863A |
OS | DokeOS 3(Android 12ベース) | DokeOS 2(Android 11ベース) |
メモリ/ストレージ | 8GB/128GB | 4GB/64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1,920 x 1,200(FHD+) | 1,920 x 1,200(FHD+) |
有機EL | 液晶 | 液晶 |
最大輝度 | 300nit | 300nit |
サイズ | 238.5 × 157.45 × 7.4mm | 238.5 × 157.45 × 7.4mm |
重さ | 約430g | 約430g |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
リアカメラ | 1,300万画素 | 1,300万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 | 500万画素 |
イヤホンジャック | 3.5mm | 3.5mm |
スピーカー | デュアル | デュアル |
セキュリティ | 2D顔認証 | 2D顔認証 |
バッテリー | 6,580mAh | 6,580mAh |
充電速度(有線) | 10W | 10W |
充電速度(ワイヤレス充電) | 非対応 | 非対応 |
防水 | 非対応 | 非対応 |
SIM | デュアルnano SIM (microSDと排他的利用) |
デュアルnano SIM (microSDと排他的利用) |
対応Wi-Fiバージョン | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
対応LTE周波数 | 2G:850/900/1800/1900 (B2/B3/B5/B8) 3G:WCDMA:B1/B8 4G:FDD:B1/B3/B7/B8/B20 TDD:B40 |
2G:50/900/1800/1900 (B2/B3/B5/B8) 3G:WCDMA:B1/B8 4G:FDD:B1/B3/B7/B8/B20 TDD:B40 |
MircoSD | 対応(最大1TBまで) | 対応(最大1TBまで) |
Widevine | L1 | L3 |
価格 | ¥23,920 | ¥15,000 |
シンプルでシックな外観
Blackview Tab 12 Proの外箱はいかにもAndroidタブレット間のあるシンプルさ。前面にはBlackview Tab 12 Proの写真、背面は簡単なスペックが記載されている。
同梱物には保護フィルムだけでなく専用カバーまで付属しているという太っ腹ぶり。Blackview Tab 12 Proを購入したらすぐに快適に使用できる環境を整えられる。
- Blackview Tab 12 Pro本体
- 保護ガラスフィルム
- 保護カバー(タブレットカバー)
- USB Type-A to Type-Cケーブル
- 海外用電源アダプタ
- SIMピン
- 取扱説明書
なお、Blackview Tab 12 Pro本体にすでに保護フィルムは貼っているらしい。執筆者は気付かずにその上から保護ガラスフィルムを貼ってしまった。ということは付属の保護フィルムは予備ということ。太っ腹。
本記事のBlackview Tab 12 Proは提供品ということもあり海外用の電源アダプタだが、おそらくAmazonで購入すると日本にあった電源アダプタが付属するだろう。
デュアルSIM対応にイヤホンジャック搭載
Blackview Tab 12 Proの上部にはスピーカーと音量ボタンと電源ボタンを搭載。下部にはSIMスロットとType-C充電端子とスピーカーと3.5mmイヤホンジャック(オーディオジャック)とを搭載。
SIMスロットははnanoSIMを2枚挿せるデュアルSIM構成でさらにSIMと排他的利用にはなるもののmicroSDにも対応。
左側面にはマイクのようなののがあるものの特にインターフェースはないが画面の右側にシングルカメラを搭載している。画素数が5MPと低いのでそこまで画質には期待できない。
側面が角ばっているのでスタイリッシュ高見えする外観だ。
ベゼルは太めだが気にならない
Blackview Tab 12 Proのベゼルは思った以上に太めで古っぽく見えてしまうかもしれないがタブレットサイズなのでそこまで気にならない。
執筆者も他のレビュワーのブログ記事で言及されているのを見て初めて太めと感じたくらい。なので普段使いでは問題なし。
保護カバーは自立式で実用性あり
付属する保護カバーは手帳型でBlackview Tab 12 Proの前面・背面の両方をカバーできる。背面側は硬めのシリコンっぽい材質、前面側はファブリックっぽい布。
さらにカバーは折りたたむことでタブレットを自立させることも可能と実用性も確保している。一応、縦置きもできなくはないがバランスが悪い。
なお、前面カバーを締めれば画面ロックされ、カバーを開けるとスリープ解除される仕様。
Blackview Tab 12 ProのAntutuは23万点
Blackview Tab 12 ProのAntutuスコアは23万点程度でお世辞にも高スペックとは言えない。しかしそもそもタブレットでガッツリ作業をする人の方が少ないだろうから問題ない。実際、執筆者が普段使いでBlackview Tab 12 Proを使用するにしても23万点あればかなり快適に使用できた。
ただし、タブレット本体の温度が上がると一気に性能が落ちそうなので本体の温度を上げすぎないように制御する必要はありそうだ。
日常的な動作はサクサクこなせる
執筆者がタブレットで行う動作は基本的に電子書籍で雑誌やマンガを読むくらい。これらの簡単な作業であればサクサク動作できる。
Fire HDを買うならBlackview Tab 12 Pro

上がAmazon Fire HD 8、下がBlackview Tab 12 Pro
これまで執筆者はAmazon Fire HD 8を使用していたが、如何せんAntutuアプリが即落ちるくらいの低スペック(初期Antutuが9万点くらい)で何をするにも遅すぎた。
まあ比較がセール時で1万円もあれば買えるFire HDシリーズと2.5万円ほどのBlackview Tab 12 Proなので不公平ではあるが、それでも激安タブレットで不幸になるよりかはBlackview Tab 12 Proを買う方が幸せなのは事実。
YouTube動画の再生は数秒のラグあり
YouTube動画を再生すると2, 3秒のラグがあるものの、割とすぐに再生されるのでそこまでストレスがあるというわけではない。
ただ、2, 3秒でもラグがあるので頻繁に動画を切り替えて再生するって人は注意が必要。また、画質は1080p60fpsが限界。4Kはそもそも選択できなかった。
DokeOSが割と使いやすい
搭載されているDokeOSはSamsungのGalaxyシリーズのOneUIと純粋なピュアAndroidOSの中間的な存在で割と使いやすい。
ピュアAndroidOSのような謎の通知センターの仕様はなくOneUIのようにわかりやすい。かといって過度にカスタムされていないので他のUI/OSから移行しても使いやすい。
常時オンディスプレイにも対応
時計と日付だけの表示と簡易的だが常時オンディスプレイ(AOD)にも対応。DokeOSではスクリーンセーバーという項目で別アプリ扱いとして設定可能だ。
なお、スクリーンセーバー機能は基本的にバッテリー駆動中は使用できないが、
設定アプリの自動スクリーンで「起動しない」を選択してからスクリーンセーバーを手動で起動すれば常時オンディスプレイが可能になる。自動スクリーンは画面ロックするまでの時間なので、画面ロックしないようにすることでスクリーンセーバーが使えるというわけ。
充電している時は画面ロックされたら自動で常時オンディスプレイになるから、バッテリー駆動時の一手間が面倒に感じる。しかし、それでも裏技的に使えるのはありがたい。
PCモードにも対応
BlackはPCモードにも対応しており、このモードを使うことで実際にキーボードやマウスを活用したPCライクな作業ができる。ただし、元々のスペックがそこまで高くないので動作はカクつきやすい。
また、普段からMacかつUS配列を使用している執筆者はキーボードショートカットや使い勝手異なるので少々使いづらいと感じた。なのでPCモードはPCが不調のときの最終手段として考えるのが良さそうだ。
カメラ性能はおまけ程度
- Blackview Tab 12 Pro
- Galaxy S22 Ultra
Blackview Tab 12 Proは13MPのリアカメラと5MPのフロントカメラを搭載。タブレットで写真を撮るというニーズはあまりないということもありそこまで画質は高くない。
少し暗い状況でLogicool MX ERGOを撮影したところ青っぽい感じになった。また、ノイジーな印象になるので写真用途としては使いづらいだろう。
Blackview Tab 12 Proを使って感じた良い点
ここからはBlackview Tab 12 Proを実際に使って感じた良い点を紹介する。2.5万円程度で購入できる格安のタブレットながらそれありな性能で整っている。
顔認証で簡単にロック解除できる
Blackview Tab 12 Proは顔認証でのロック解除に対応しているので、画面をタップしてカメラを凝視するだけですぐにロック解除可能。
スマホのようにサクサクと解除することはできないが、いちいちパスコードを入力せずともすぐに使えるので圧倒的に楽。
日常生活の使い方なら十分な性能
Antutuは23万点とスマホで見ればかなり低い性能だが、Blackview Tab 12 Proはタブレットなのでそこまで問題にならない。
Kindleで電子書籍を読んだりYouTubeで動画を観るなどの一般的な作業であれば問題なくこなせる性能だ。多少の引っ掛かりはあるが、それでも2.5万円で買えるので許せる。
常時オンディスプレイに対応
個人的に感動したのが常時オンディスプレイへの対応だ。時計と日付というシンプルな表示にとどまるが、それでも常に時計を表示できるので実用的。
さらに付属のケースをスタンド代わりにすることで完全に置き時計になる。焼きつき防止のために一定時間で時計の位置は変わるがそれはそれでインテリアになる。
Blackview Tab 12 Proを購入するだけで全てが揃う
これだけ問題なくサクサクと動作できるタブレットのBlackview Tab 12 Proだが、このタブレットを購入するだけで保護フィルムからカバーまで全て付属するのはかなり良心的。
購入したその日から全てが揃っているのですぐに使用できストレスフリー。さらにどれを買えばいいのかと頭を悩ませる必要もない。
Blackview Tab 12 Proを使って感じた微妙な点
逆にBlackview Tab 12 Proを使って感じた微妙な点についてもお話ししておく。
電源ボタン一体型の指紋認証には非対応
Blackview Tab 12 Proは顔認証に対応しているのでカメラを凝視すればロック解除できるが、指紋認証には非対応なのが惜しい。搭載している顔認証がカメラ使用の2D認証だから暗い部屋だと認証されず、指紋認証が欲しいところ。
タブレットなので画面内指紋認証でなく電源ボタン一体型でいいから搭載してほしかった。
充電速度10Wは割と遅い
Blackview Tab 12 Proの充電速度は10Wとかなり遅め。しかもタブレットなのでバッテリー容量がスマホの2倍くらいあるので充電時間も長め。
まあゲームでもしない限りこの価格帯のタブレットはガッと使って他の時間は使わないし、空いている時間に充電すればいいのでそこまで問題ではない。
常時オンディスプレイは充電時にのみ有効
常時オンディスプレイ(AOD)には対応しているが機能がオンになるのは充電しているときもしくはドッキング時のみ。
常に常時オンディスプレイを使用したいなら、常に充電しておく必要がある。まあ画面の焼きつきやバッテリーの消耗を加味すればバッテリー駆動時はオンにできないのは仕方ないがもったいない。
バッテリー駆動時は画面タップでスリープ解除不可
充電せずバッテリー駆動している状態だとスリープ状態から復帰させることが出来ない。充電している状態だとシングルタップでスリープ解除からの顔認証ですぐにロック解除できる。
なのでバッテリー駆動時は毎回、電源ボタンを押してスリープを復帰させるしかない。しかもタブレットを持ち上げてもスリープ解除されないので絶妙に使い勝手が悪い。
こうなるとやはり電源ボタン一体型の指紋認証が欲しい。
レビューまとめ
ということで最終的なBlackview Tab 12 Proのレビューまとめは以下。日常生活的なタブレット操作は難なくこなせるしDokeOSがいい感じにカスタムされていて使いやすい。
その反面、微妙に感じた点は主にロック解除や常時オンディスプレイなど使っていない時の状況が多く、普段使いでは不満がないレベルの完成度だ。
良い点
- 顔認証で簡単にロック解除できる
- 日常生活の使い方なら十分な性能
- 常時オンディスプレイに対応
- Blackview Tab 12 Proを購入するだけで全てが揃う
微妙な点
- 電源ボタン一体型の指紋認証には非対応
- 充電速度10Wは割と遅い
- バッテリー駆動時は画面タップでスリープ解除不可
普段使いに困らない格安Androidタブレット
今回は普段使いには困らない格安のAndroidタブレット「Blackview Tab 12 Pro」をレビューした。スマホだとSoC的に貧弱としか言えないが、タブレットだとそこそこ使えるのが驚き。
顔認証ですぐにロック解除できるし常時オンディスプレイで時計としても活用可能。充電が遅かったり指紋認証に対応してないなど不満もあるが、価格が全てを消してくれる。
AmazonのFire HDタブレットで動作に不満がある人はBlackview Tab 12 Proを購入の検討に入れていただきたい。