今回はアラミド繊維のiPhoneケース「PITAKA MagEZ Case 4」「PITAKA MagEZ Case Pro 4」をレビューする。PITAKAのケースはどれもアラミド繊維を使用し、軽量ながら鉄の5倍の強度で重量と強度が直感に反しすぎで有名。
PITAKA MagEZ Case 4はより軽量さを求めたモデルで、PITAKA MagEZ Case Pro 4は全面保護でガードするということに重きを置いたモデルだ。もちろん製品名にある用の両者MagSafeに対応なので機能面も抜かりない。
本記事ではPITAKA MagEZ Case 4 / Pro 4の両者を比べつつ、どちらのケースがどのような人に合うかも紹介する。最後まで読み進めてほしい。
なお、今回はPITAKA様より製品をご提供いただいたが、いつも通りレビューする。
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PITAKA MagEZ Case 4 / Pro 4のスペック
項目 | PITAKA MagEZ Case 4 | PITAKA MagEZ Case Pro 4 |
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価格(Amazonで2023年9月22日時点) | ¥8,999 | ¥8,999 |
厚さ | 0.95-1.15mm | 最大1.65mm |
重量 | 17-21g | 最大35g max |
素材 | アラミド繊維(600D) アルミニウム合金浮織 (Fusion Weaving™) |
アラミド繊維(600D/1500D) TPU ナッパレザー アルミニウム合金 浮織 (Fusion Weaving™) |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
リバースワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
MagSafe | 対応 | 対応 |
保護領域 | ボタン部分と上下が開放 | 全面保護 |
アラミド繊維がスベスベで最高
PITAKA MagEZ Case 4は耐久性をプッシュし、PITAKA MagEZ Case Pro 4はアラミド繊維の浮織をプッシュしている外箱。
中身はシンプルにケースだけだが、PITAKA MagEZ Case 4にはケースがうまくフィットしなかった時のようのフィット感改善ステッカーが付属。アラミド繊維の繊細な織り方で個体差が生じることがあるのだろう。それを補完してくれるのはありがたい。
なお、本記事で紹介するPITAKA MagEZ Case 4は600DでPITAKA MagEZ Case Pro 4は1500D。Dの数字が小さいほどより細かいアラミド繊維の織り方だ。
PITAKA MagEZ Case 4は浮織のワンポイント
は通常のPITAKAスマホケースと同じように600Dという、より細かいアラミド繊維の織り込みがなされており、スベスベの中にちょっとした織りのザラつきを感じられる。
カメラ部分は金属フレームの出っ張ったスタイルを採用することでiPhone 15 Proの巨大なカメラをしっかりと保護してくれる。
上下部分は大きく切り抜かれているので保護性能は少なめだが、切り抜くことで軽量さを実現している。ケース全体の切り抜き部分については後ほど紹介する。
PITAKA MagEZ Case 4はアラミド繊維を採用することで頑丈ながら軽量なケースだ。重量はだいたい20gほどで一般的なケースの頑丈さに比べて軽すぎる。どうやら鉄の5倍の強度なのに重量は1/5らしい。直感から離れすぎている。
背面もアラミド繊維がそのまま表現されていて頑丈さを伺える。また、背面中央のリングから分かるようにPITAKA MagEZ Case 4はMagSafeに対応。リングやモバイルバッテリーなどを組み合わせてより便利にiPhoneを使える。
iPhone 15 Proは128GBストレージのモデルでも16万円と高価なので頑丈なケースは必須。
PITAKA MagEZ Case Pro 4はシンプルな見た目
一方でPITAKA MagEZ Case Pro 4はシンプルにアラミド繊維のグレーの柄だけ。一応、ブルーもラインナップされているが、それでもPITAKA MagEZ Case 4に比べるとシンプルな見た目。
PITAKA MagEZ Case 4もカメラ部分が地面に干渉しないように金属フレームでしっかりと保護されている。
ただ、PITAKA MagEZ Case Pro 4は通常モデルとは異なりiPhone 15 Pro本体の上下もボタン部分も全て保護するスタイルだ。
ボタン部分も隙間がない設計なのでiPhone 15 Proとケースの間にゴミが入る心配もなさそう。
ただ、全面保護な分だけ重量は重たく35gほど。まあ重すぎることはないので普段使いで困ることはないが、通常のPITAKAケースの圧倒的な軽量さに慣れているとほんの少し軽く感じるかもしれない。
PITAKA MagEZ Case Pro 4の裏面はベロアのような仕様でiPhoneを優しく保護してくれる。
全面を保護したい人はPITAKA MagEZ Case Pro 4がおすすめ。
PITAKA MagEZ Case 4は上下とボタン部分が切り欠き
PITAKA MagEZ Case 4は通常のPITAKAケースと同じようにケースの上下と左右のボタン部分が切り欠きになっている。
個人的には切り欠きで本体が一部チラ見えするよりは全面保護で完全に覆ってくれる方がデザイン的には好き。しかし、切り欠きがあることでさらなる軽量化を実現しているのは事実。
より薄くより軽くiPhone 15 Proを使用したい人はPITAKA MagEZ Case 4がおすすめ。
PITAKA MagEZ Case Pro 4は全面保護
一方でPITAKA MagEZ Case Pro 4は上下もボタン部分も保護してくれる全面保護スタイル。カメラ部分は四角くくり抜かれているがそれ以外を保護してくれるから安心設計。
その分、重量は最大35gとPITAKA MagEZ Case 4の1.5~2倍ほど重くなり厚みも最大1.65mmと1.5倍ほどだが、そこは保護を取るか重量を取るかの二択。
上下左右の切り欠きがなく、より一体感を持たせたい場合はPITAKA MagEZ Case Pro 4がおすすめ。
PITAKA MagEZ Case 4 / Pro 4ともにMagSafe対応
本記事で紹介する「PITAKA MagEZ Case 4」「PITAKA MagEZ Case Pro 4」はともにMagSafeに対応。磁石の力でスマホリングやモバイルバッテリーが使える。
iPhone 15 Proは6.1インチと最近のスマホの中では通常〜小型サイズだが、それでも指が上まで届かないことも多々ある。なのでリングをつけて安定感を追加したい。
PITAKA MagEZ Case 4 / Pro 4ならMagSafeリングを貼り付けられるので場面に応じてアイテムを入れ替えられる。
MagSafeには無限の可能性があるのでケース自体がMagSafeに対応しているのはありがたい。上の画像で使用しているMagSafeリングはMayKeyのMagSafeリング。安いのに2段階で調節できるから使い勝手が良い。
より薄くて軽量なCase 4と全面保護のCase Pro 4
本記事ではPITAKAのiPhone 15 Pro用のアラミド繊維ケースを紹介したが、結局どちらがどんな人におすすめなのかを紹介する。
MagEZ Case 4がおすすめの人
- より軽量なケースが良い
- ボタン部分が覆われたケースが使いづらい
- 浮織のアクセントが欲しい
PITAKA MagEZ Case 4は通常のPITAKAケースと同じくケースの上部とボタン部分が切り抜かれている。そのおかげで軽量さを実現できているが、その一方で保護性能は下がってしまう。
なので普段からiPhoneを落とすことがなく保護は少なくてもいいからとにかく軽量がいいって人はPITAKA MagEZ Case 4がおすすめ。
MagEZ Case Pro 4がおすすめの人
- 多少重くても全面保護が良い
- 切り欠きがあるとキズが心配
- アラミド繊維のシンプルな風合いが欲しい
一方で多少重くても全面保護ケースでiPhoneを丁重に守りたいという、iPhoneをよく落としたり執筆者のように心配性な人はPITAKA MagEZ Case Pro 4がおすすめ。
PITAKA MagEZ Case 4 / Pro 4どちらもMagSafeに対応しているので軽量さ・保護領域・デザインで決めてほしい。
定番と全面保護のアラミド繊維ケース
ということで今回はiPhone 15 Pro用のPITAKAケースを2種類紹介した。どちらもアラミド繊維の高級感と頑丈さ、そして軽量さを兼ね備えた唯一無二なケースだ。
大切なiPhoneをガッツリ保護したいという人は是非ともチェックしてほしい。そこらへんの激安ケースでのちに泣きを見るより、最初に良いケースを買うのがガジェットを大切に扱う上で重量だ。