こんな人におすすめ
高額なスマホ「Galaxy S22 Ultra」を購入したので頑丈な素材「アラミド繊維」を使ったケースが欲しい。
けど、真っ黒で地味なものは嫌だ。何かおしゃれなアクセントのあるケースってある?
ということで、今回はアラミド繊維100%の MagSafe対応スマホケース「PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲」をレビューする。
アラミド繊維といったら防弾ベストなどにも使われるくらい強度のある素材だ。
加えて浮き織りという編み方でちょっとしたアクセントを出しているのが本記事で紹介するPITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲だ。
また、Appleの MagSafe対応なのでより便利にスマホを活用することができる。
高額なスマホをアラミド繊維で保護したいって人は是非ともチェックいただきたい。
なお、本記事で紹介するケースはPITAKA様より提供いただいた。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲のスペック
項目 | 性能 |
価格(Amazonで2022年9月10日時点) | ¥7,999 |
海外での製品名 | Fusion Weaving MagEZ Case 2 |
カラー | S22 Ultra 黒/グレー 序曲 |
厚み | 1.4 mm |
重量 | 26.52 g |
フォームファクタ | バンパー |
材質 | アラミド繊維 |
MagSafe対応 | ○ |
カメラ部分の保護 | ○ |
上部の保護 | ○ |
側面ボタン類の保護 | × |
下部の保護 | △(切り欠き) |
強み | アラミド繊維の頑丈なボディ なのに薄型 MagSafe対応 カメラの美しさをそのままにできる アクセントのライン付き Sペンが使える |
アラミド繊維の屈強なボディ
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲のケースはスライド式になっていて高級感がある。
箱を開けるとフタの裏側にはケースの取り外し方法が記載されている。
今回レビューするのはGalaxy S22 Ultra用なので、下の「Samsung」の方を参考にする。
なお、PITAKAのYouTubeチャンネルでも取り外し方法は紹介されている。
スマホケースなので同梱物は以下のようにシンプルだ。
- PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲本体
- サンキューカード
- PITAKA製品の紹介の紙
ケースの背面にはAppleの磁石でアクセサリー類を取り付けできる MagSafe用の磁石が内蔵されている。
この MagSafe機能を使うことで、例えばPITAKAのMagEZ Sliderといったワイヤレス充電器などを一緒に使用できる。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲の材質は100%アラミド繊維なのでかなり頑丈だ。
航空機や防弾ベストにも使われるくらいの強度を誇っているので、多少のダメージでも傷つくことなくスマホを守ってくれる。
また、本記事でレビューする「序曲」カラーは左サイドにカラーリングが施されているが、その他のカラーではまた違った見た目になるのも面白い。
ただし、Galaxy S22 Ultraだと「序曲」しか在庫がないので注意が必要だ。
iPhone用だとその他のカラーの展開もあるので、iPhoneユーザーは好きなカラーを選んで楽しんでほしい。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲を実際に装着
実際にGalaxy S22 Ultraに装着すると上の画像のようになる。
カメラのレンズ部分だけ見えるのでかなりおしゃれでミニマムな印象だ。
ただ、スマホの上部はカバーしてくれる一方で側面はカバーしてくれない。剥き出しの状態だ。
また、下部は一部保護してくれるが切り欠きの形状になっているので、覆うという感じではない。
まあアラミド繊維でできているから下手に覆ってしまうとケースを取り外せなくなるからだろう。
完全にスマホ全体をカバーしたいって人は注意が必要だ。
繊維がほつれる心配はなさそう
画像引用: 公式サイト
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲を使う前は初めからアラミド繊維がケバケバしてほつれるのかなと思っていた。
しかし、実際に手に取ってみるとアラミド繊維部分をコーティングしているせいか、ちゃんとスベスベしている。
なのでアラミド繊維が解けてケバケバになっていく心配は特に感じない。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲を使って感じた良い点
ここからはPITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲を使った感じた良い点について書いていく。
アラミド繊維という屈強さでありながら軽量な本ケースはなかなか良い。
カメラ部分の装飾が美しい
執筆者がGalaxy S22 Ultraに惚れた1つがカメラ部分の美しさだ。ミニマムでシンプル。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲はそのカメラデザインを損なわないようにレンズ部分だけくり抜いた設計だ。
変に四角に繰り抜いたり「P」の字にくり抜くことなくシンプルにデザインされていておしゃれ。
さらに左3つのレンズには追加の保護カバーもあるので、カメラ部分の良いアクセントになっている。
浮織の紋様がアクセント
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲の左側には黄色と赤を基調としたライン加工が施されている。
この浮織はクラシック音楽に触発されて選ばれたカラーリングのようで、本体のブラックの良いアクセントになっている。
ブラック単色だとちょっと物足りないって人にうってつけだ。
アラミド繊維なので頑丈
また、ケースの材質は100%アラミド繊維なので超頑丈な作りだ。
アラミド繊維が使われているシーンには例えば以下のようなものがある。
- 消防士用の防火衣
- 警察などが着用する防弾ベスト
- 船体の補強
- 縄
- ボディアーマーや宇宙船のボディ
とりあえず強度が必要なシーンでの使用が多い。それもそのはずで、空気中で溶融せず400℃以上で初めて分解、鋼鉄と比較して引張強度は7倍程度もある。
もちろんスマホケースにした段階でこれらの特徴は変化するし耐熱なんて意味ないだろうが、そこら辺の素材よりダンゼン頑丈な作りだろう。
これまでのケースで気になっていた擦り傷などのダメージから大切なスマホを保護してくれるのはありがたい。
MagSafe対応
画像引用: 公式サイト
MagSafeはAppleのiPhone 12シリーズから搭載された、スマホ背面に磁石がついて便利に充電などができる機能のこと。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲は MagSafeに対応しているので、Galaxy S22 UltraでもMagSafeを体感することができる。
MagSafe系のアクセサリは増えているので、Androidでも使ってみたかったって人はPITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲を選ぶのも良い。
画像引用: 公式サイト
同じくPITAKAの「MagEZ Slider」を使うとスマホとワイヤレスイヤホンを同時に充電することもできてしまう。
上の画像だとイヤホンは「Galaxy Buds Pro」のようだ。以下の記事でレビューしているので併せてご覧いただきたい。
-
【Galaxy Buds Proレビュー】煌びやかさとツヤと強力なノイキャン
続きを見る
ケースをつけていてもSペンは使える(自分は)
Galaxy S22 Ultraの大きな特徴の1つに「Sペン」という強化タッチペンがある。
このペンを使うことでお絵かきができたりシャッターを切れたりできて便利だ。
しかし、Sペンは磁石が近くにあるとペン先が飛んでしまったり、そもそも書けなくなったりする。
実際、PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲のAmazonページにも以下の注意書きがある。
【注意】:Magsafe充電器と併用する場合はSペンは使用できない恐れがあります。
ただ、執筆者が使った感じだと問題なく書くことができた。
個体差かもしれないので注意が必要だが、絶対に使えないというわけではなさそうだ。
なお、Sペンは問題なく取り出せるので、Sペンの使用頻度が減ることはなかった。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲を使って感じた微妙な点
ここからは逆に使って感じた微妙な点についてお話しする。
アラミド繊維を使用しつつアクセントカラーもあるPITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲にも弱点がある。
ケースを外すのが大変
これはアラミド繊維の頑丈さとトレードオフだが、ケースを取り外すのがかなり大変だ。
一応、パッケージやPITAKAのYouTube動画で外し方は紹介しているが、慣れるまでは割れそうで怖い。
下手に力を加えると破損の原因になるので、取り外しは落ち着いて行うことをおすすめする。
なお、慣れるとスッと取り外しができたので、初めの一歩だけ大変だ。
側面と下部の保護は少なめ
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲はアラミド繊維を使用しているので頑丈な作りになっている。
んだがしかし、その保護も側面や下部のオープンな場所ではあまり期待できない。
まあ側面も下部もガッチリ保護してしまうともはやケースが取り外せなくなるだろうから仕方ないと思う。
クイックリムーブ機構などが搭載されたらかなり良さげだが、物理的に難しそうと思う。
Galaxy S22 Ultraの在庫が少なすぎる
PITAKA MagEZ Case 2シリーズは主にiPhoneとGalaxyシリーズで展開されている。
今回PITAKA様から提供いただいたのはGalaxy S22 Ultra用のケースはもう「序曲」しかない。
これには複数の要因があると思っていて、
- 日本のiPhoneユーザーの多さ・人気
- Galaxy S22 Ultraが高すぎる
- でもGalaxy S22 Ultraは人気
- 製造プロセスとコストとの兼ね合い
PITAKAの海外サイトでもGalaxy S22 UltraのMagEZは在庫がない。
本来は「序曲」の他にも「コンチェルト」「ラプソディー」「ソナタ」というカラーラインナップがあるが、もう在庫がなさそうだ。
新作のケースが出たらすぐに在庫切れになるかもしれないので、早めの入手をおすすめする。
レビューまとめ
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲の最終的なレビューまとめは以下。
Galaxy S22 Ultraの美しさを活かしつつ、アラミド繊維での頑丈なボディも残しているハイブリット型のケース。
一方でその頑丈さゆえに頻繁なケースの取り外しと側面・下部の保護が少ないのがネックなポイントだ。
良い点
- カメラ部分の装飾が美しい
- 浮き織りの紋様がアクセント
- アラミド繊維なので頑丈
- MagSafe対応
- ケースありでもSペンが使える
微妙な点
- ケースを外すのが大変
- 側面と下部の保護は少なめ
- Galaxy S22 Ultraの在庫が少なすぎる
浮織が美しいシンプルなアラミド繊維スマホケース
ということで、今回はGalaxy S22 Ultraに対応するアラミド繊維のスマホケース「PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲」をレビューした。 MagSafe対応でアラミド繊維の頑丈なつくりと機能性が高いのに浮織でちょっとした遊び心もある、なかなか面白いスマホケースだ。
PITAKA MagEZ Case 2 浮織 序曲は高額なスマホをアラミド繊維で守りたいけど、地味なケースは嫌だって人におすすめだ。