今回はGalaxy Z Fold5用のPITAKAのアラミド繊維ケース「PITAKA Air Case」をレビューする。周知のようにアラミド繊維は軽さと頑丈さをウリにしており、スチールの5倍の強度を持ちながらも5倍軽いという脅威の素材。
Galaxy Z Fold5は国内価格25万円〜と超高額なスマホなので安全に保護したい。かといって超重量級はなるべく避けたい。そんな時にPITAKA Air Caseがうってつけ。
スリムながらガッツリ保護したい人はぜひとも読み進めてほしい。
なお、今回はPITAKA様から製品をご提供いただいたが、いつも通りレビューする。
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PITAKA Air Caseのスペック
項目 | 性能 |
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価格(Amazonで2023年9月22日時点) | ¥9,999 |
厚さ | 0.037in (0.95mm) |
重量 | 0.74oz (21g) |
素材 | アラミド繊維(600D) 浮織 (Fusion Weaving™) |
ワイヤレス充電 | 対応 |
リバースワイヤレス充電 | 対応 |
MagSafe | 非対応 |
保護領域 | ボタン部分以外を保護 |
アラミド繊維がスベスベで最高
PITAKA Air Caseの箱はシンプルながらアラミド繊維をプッシュしているような風合い。外箱の中に内箱があり、その中にPITAKA Air Case本体が収納されている。
スマホケースなので同梱物はスマホケースのみ。ケースを覆っている紙に取り付け方が書いてあるので折りたたみスマホ初心者でも安心して取り付けられる。
カバーディスプレイ側はフレームのみだが、フレームの時点でアラミド繊維のスベスベな質感が伝わって上品。
カバーディスプレイ側のケースは内側に滑り止め用のテープが付いている。とりあえず滑り止めなしで使っているが、数日使った感じズレることはなかった。一寸のズレも許せない人はテープを剥がしてガッチリ固定するのが吉。
なお、テープは次に紹介するメインディスプレイ側にもついている。
メインディスプレイ側はガッツリとアラミド繊維で、今回紹介しているカラー「オーバーチュア」はカメラの中心から左側が浮織の黄色と赤が入っている。
Galaxy Z Fold5は縦に長いスマホなのでアクセントの浮織が目立っている。浮織の切り替え部分は縦横になっており織り方が異なるので指でなぞると微かに手触りが異なる。
アラミド繊維のケースはブラックだけのものもあるが、このような色の違いがあるとアクセント・遊びになる。
アラミド繊維なので極薄なのに頑丈
「10円玉の1/2、0.95mmの薄さを誇る」という文言の通りPITAKA Air Caseは非常に薄いケース。そして重量が21gで実際に測定してみると19.5gと非常に軽量。
Galaxy Z Fold5は本体だけで253g、そこにカバー画面の保護フィルムをつけてケースをつけるとかなりの重量になる。しかしPITAKA Air Caseならそこまで重量を増やさずGalaxy Z Fold5を保護できる。
さらに軽いだけでなくアラミド繊維を素材にしており「スチールの5倍の強度」を誇る。その割に5倍軽いからもう直感から離れすぎ。
毎日ヘビーに使うスマホだからこそ頑丈かつ軽量かつ手触りの良いスマホケースを使いたい。
カラー「ラプソディ」もあり
本記事で紹介しているのは「オーバーチュア」というカラーだが、もう一色「ラプソディ」というカラーもある。「ラプソディ」はカメラ部分に縦に浮織が入っているカラーだ。
アクセント重視ならオーバーチュア、よりシンプルに使いたいならラプソディがおすすめ。
ボタン部分だけ切り欠きあり
PITAKA Air CaseはGalaxy Z Fold5の右側の電源ボタンと音量調節ボタン部分が大きくくり抜かれている。完全に覆うかくり抜くかは一長一短だが、個人的には完全に覆うタイプが統一感があって好き。
ただ、Galaxy Z Fold5は指紋認証機能を兼用した電源ボタンを搭載しているので、完全に覆うタイプはケースにできない。かといって電源ボタンだけくり抜くのは逆に使い勝手が悪い時もある。
執筆者は指紋認証兼用の電源ボタン採用のRedmi Note 10 Pro用のケースにどこかのブランドの電源ボタンだけくり抜きタイプのケースを使っているが、
奥まった部分にセンサーがあるので指紋認証がうまくいかないことがたまにある。まあ指の位置を変えればいいんだが、ロック解除でストレスが溜まるので指紋認証センサー付きの場合は大きくくり抜きが良いだろう。
MagSafeには非対応
でレビューした同じくPITAKAのGalaxy S22 Ultra用のケースはMagSafeに対応していたからてっきりPITAKA Air Caseも対応していると思っていた。
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しかしよくよく商品名を見るとMagSafe対応ケースは「MagEZ」シリーズ。一方で今回紹介しているのはAir Caseシリーズ。
なのでMagSafe目的で購入すると使えないので注意。執筆者は元々MagSafeは使っていないのでダメージはなかった。
ケースは磁石には反応しない
たまにiPhoneのMagSafe非対応ケースで若干マグネットが反応するということがあるが、そもそもGalaxy Z Fold5はMagSafe非対応だしPITAKA Air Caseも非対応。
Galaxy Z Fold5本体の磁力で若干くっつくような感じはあるが、非推奨かつ磁力は弱いのでMagSafe製品は使えない。
通常のワイヤレス充電には対応
ただ、PITAKA Air Caseは0.037in (0.95mm)と極薄なので通常のワイヤレス充電には対応しているし、スマホからイヤホンなどを充電するリバースワイヤレス充電にも対応。
なので今まで使っていた縦置き型のワイヤレス充電機をそのまま家用の充電器として使用可能。作業しているといつの間にか充電できるのでおすすめ。
Galaxyスマホ・イヤホン・スマートウォッチに最適化された3 in 1充電器は以下の記事で紹介している。
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開いた状態だと滑りやすい
PITAKA Air Caseはすでに書いたように表面が割とツルツルしている。Galaxy Z Fold5を閉じた状態だと筐体が細長いので多少スベスベでも問題なく持つことはできるが、開いた状態だとケースの滑りやすさが目立つ印象。
多分慣れの問題だと思うが、初めのうちは注意深く扱わないと開いた状態でポロッと落とす可能性を感じる。ただ、慣れると見た目と軽量さに魅了される気がする。
レビューまとめ
最終的なPITAKA Air Caseのレビューまとめは以下。さすがPITAKAなだけあって肌触りがよく軽量なのに頑丈という直感に反する質感が素晴らしい。
ワイヤレス充電は可能だがMagSafeには非対応なのとちょっと滑りやすいのが残念なポイント。Galaxy Z Fold5は大画面なので扱いには慣れが必要。
良い点
- 圧倒的な軽さ
- アラミド繊維の頑丈さ
- スベスベな質感
微妙な点
- MagSafe非対応
- スベスベすぎて逆に滑りやすい
スリム・軽量・アラミド繊維でスマホを守る
今回はPITAKAのGalaxy Z Fold5用のアラミド繊維ケース「PITAKA Air Case」をレビューした。Galaxy Z Fold5のケースはすでに3つほど所有しているが、軽量さはPITAKA Air Caseが圧倒的。
多分、もっと軽いのはあるだろうが頑丈さとデザインを考えるとPITAKAに軍配が上がるのには間違いない。価格は張るがGalaxy Z Fold5をちゃんと保護することを考えると安いもの。
PITAKA製品は過去にGalaxy S22 Ultra用のケースや
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Galaxy Watch用のバンドもレビューしている。
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PITAKAのアラミド繊維の製品はクオリティが高いので、他の製品もチェックしてほしい。