新コロ規制が緩和されて海外に行きやすくなり、今後行こうと思っている人も多いだろう。かくいう執筆者も先日ハワイに行ったんだが本記事では今回の旅行で必要・不要・欲しかったモノやガジェットを紹介・解説する。
今後ハワイなどの観光地に旅行に行く予定のある人は参考にしてほしい。なお、本記事ではモノとガジェットを紹介するが、詳細な解説はガジェットだけに絞る。
また、以下のツイートで色々と情報を提供くださった方々、本当にありがとうございました。とても参考になりました。
【HELP】
お恥ずかしいながら初めて海外旅行に行くんやがガジェット関連でどういうところに気をつけたらいいんや🤔
飛行機とか現地とか充電回りとかBluetoothとかとりあえずキャリーはなしリュックのみの想定
モババは100Wh未満(2.68万mAh)、スマホは2台(SIMどうしよ)マジで分からんから助けて
— メガネ 🦊 ガジェット・Pythonのブロガー/YouTuber/Webエンジニア (@m_ten_pa) May 14, 2023
旅行は最低限のアイテムで挑む
海外旅行ではほぼ全ての人がキャリーバッグと中サイズのバックパックで行くだろう。しかし普段から旅行をしないミニマリスト気質な執筆者はキャリーバッグなんて持っていない。
しかも今回の旅行のためだけに買うのはダルいしレンタルするのも癪。ということで今回の旅で執筆者は大型のバックパック1つで挑んだ。
もちろん荷物は最低限しか持っていけないが、工夫すれば快適に過ごすことができたし、最悪は現地調達・現地廃棄で行ける。
変圧器いりますね
僕は観光地に行ったので基本現地のWi-Fiでどうにか過ごしましたw
ライン通話でどうにかなった感じっすwあとは、荷物減らすために使い捨てサンダルとか持って行ってホテルで破棄してもらった記憶があります
— ナンダ(ガジェットブロガー) (@nantehida03) May 14, 2023
備えあっても憂いあり
海外旅行だと何かと心配なことが多くて色々と持っていきたくなる。執筆者もはじめはそうだった。これも必要そう、ならこれもいるか、というように。
しかしどう頑張っても旅先で少なからずトラブるものだ。なのでいくら備えをしたところで予想外のトラブルが起きて焦りと自己嫌悪で楽しめなくなる。
それだったらトラブル前提で必要最低限のアイテムだけでいい。という考えのもとミニマリストっぽくパッキングした。
大量の荷物はストレスのもと
また、備えを増やして大量の荷物を持って行ったことで旅先で必要なものが見つからないと焦ることも想定される。せっかく持ってきたのにスムーズに出せないとストレスになる。
さらに大量の荷物を持っていくと重たいしかさばるしサイズも大きくなる。帰りにはグチャグチャの服とお土産でさらにカオス化する未来は見えているんだから荷物は少なくていい。
最低限のガジェット・荷物で移動する
バックパック1つで挑むには必要・不要なモノとガジェットを如何に選別できるかが勝負。ということで今回の旅行で実際に必要だった・不要だった・欲しかったモノとガジェットを紹介する。
ハワイで必要だったモノ・ガジェット
ハワイで必要だったモノやガジェットは以下。これらがあれば最低限は快適に過ごすことができるだろう。
- ハイエンドスマホ
- 現地で使える海外SIM
- スマホ複数回分のモバイルバッテリー
- GoogleレンズとGoogle翻訳
- ネックストラップ
- 単語単語を聞き取れるヒヤリング力
これらの中でガジェット関連に絞って解説する。
ハイエンドスマホ
旅行中、特に初めての土地の場合はGoogleマップや検索を活用する機会が増える。なのにローエンド〜ミドルレンジのスマホだと動作がもっさりして使いづらいしイライラする。さらにせっかく旅行に来たのにしょぼいカメラしか搭載していないと映えることもできない。
執筆者は2022年最強のGalaxy S22 Ultraを持っていったので動作に不満はなかったが、他に持っていったミドルレンジスマホだと明らかにもっさりしてイラつく。
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そもそも普段使いの時点でハイエンドスマホの方が快適なのは間違いないから、予算があるならハイエンドスマホを購入するのをおすすめする。
現地で使える海外SIM
海外では基本的に日本で使っているSIMでそのまま通信することができない。執筆者は楽天モバイル契約者なので一応2GBまでは海外で使える。
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ただ、旅行中に2GBの制限を気にしながら過ごすのはストレス以外の何者でもないのは事実。実際に一緒に旅行した人は単独行動時にギガ数がなくなって焦ったらしい。
なので通信面を気にしないためにも旅行の日数分の余裕のあるSIMカードを先に用意しておくことをおすすめする。執筆者は無制限を購入したので気兼ねなく使えた。
スマホ複数回分のモバイルバッテリー
現地では地図を開いたり動画を撮ったりで充電の消費が激しい。いくら今のスマホがロングバッテリーであっても高温の状態だとすぐに充電がなくなる。
ということでスマホを複数回充電できるモバイルバッテリーは必要だ。執筆者は充電器としても活用するためAnker PowerCore Fusion 10000を持っていった。
今だと後継機のAnker 521 Power Bankの方がスペックが高いし在庫もあるからおすすめだ。
ただし、後半の不要だったガジェットでも書いたようにあまりにも大容量のモバイルバッテリーは重いだけで使い勝手が悪い。あくまでもスマホを2, 3回くらい充電できるサイズ感で十分。
GoogleレンズとGoogle翻訳
当たり前だがハワイは英語圏内なので日本語で書いている状況は少ない。一応ハワイは日本人がアホみたいに行っているから割と色々なところで日本語が併記されているがそれでも少ないのが現実。
特に博物館やレストランなど記載する領域が決まっている場所だと英語しかない場合が多い。そういうときにGoogleレンズでカメラ越しに翻訳するのがおすすめ。
また、レジやホテルのエントランス対応などでパッと言葉が思いつかないときはGoogle翻訳が早くておすすめ。フレーズをさくっと検索して把握したりホテルのエントランスだと翻訳ページをそのまま見せても会話可能。
GoogleレンズもGoogle翻訳もどちらもアプリがリリースされているから、あらかじめインストールしておくと良い。
ハワイで不要だったモノ・ガジェット
続いては逆にハワイに持って行った・持って行こうとしたが不要だったモノ・ガジェットを紹介する。こちらもガジェット系だけ詳しく解説する。
- 大容量のモバイルバッテリー
- ノイキャンヘッドホン
- 複数個のノイキャンイヤホン
- タブレット
- デカいキャップ(GUの小さいのでいい)
- キャリーバッグ(コインランドリー利用前提)
- 旅行の日付分の服(コインランドリー利用前提)
大容量のモバイルバッテリー
SIMはAmazonで買える、数日間無制限タイプのもので十分です。海外大手キャリアのものだと速度もしっかりでます!
先週海外行きましたが、モバブはでかいものだとかなり邪魔になるんで最低限でいいかもです🥹— jiyoung (@yukime_jiyoung) May 14, 2023
これはjiyoungさん(@yukime_jiyoung)もおっしゃっていたが不要。大容量なので重量級、そんなものを街中の観光で使うのはしんどい。
実際、執筆者は飛行機に持っていけるギリギリの27,000mAh程度のモバイルバッテリーを持って行ったがほとんど使わなかった。結局は持ち運びしやすいAnker PowerCore Fusion 10000を多用。
もちろん緊急時には超大容量なので安心できるがそんなことは起きないし起きる時はみんな同じ目に遭うから諦める。それにハワイは日本人・日本ライクな環境だったのでモバイルバッテリーも街中で購入可能。
それでも心配ならそもそもバッテリーが長持ちするスマホにする方が優先。
ノイキャンヘッドホン
飛行機内は常に低音ノイズが聴こえるので音の遮断が重要。一応、飛行機にはヘッドホンがついてるが耳の上に載せるだけの遮音性0タイプ。なので当初はヘッドホンとしてSONY WH-CH720Nを持っていこうとしたが普通に有線イヤホン(final E1000)で良かった。
もちろん遮音性はヘッドホンより低いしイヤホンジャックのあるスマホやDAPが必要になるが、ミニマリスト旅行をするにはヘッドホンはデカすぎる。
なお、飛行機内では基本Bluetoothは使用できるので普段使っているノイキャンイヤホンをそのまま活用するのも手。執筆者はブルって有線イヤホンにしたが今思えば完全ワイヤレスイヤホンで良かった。
SONY WH-1000XM5やBose Noise Cancelling Headphones 700といった強力なノイキャンヘッドホンを必ず持ち運びたい人以外はノイキャンイヤホンで事足りる。
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複数個のノイキャンイヤホン
かといって無理に2個も3個もノイキャンイヤホンを持っていく必要はない。ハワイに旅行・観光のために行くのであればイヤホンは1個でいい。ただし飛行機内で充電切れの恐れがあるなら2個は用意しておきたい。
もしも、を考えて複数個持って行っても結局は現地の音を聞きながら観光するだけで使うことはない。実際に執筆者も空港に向かうための電車やバスの中でSONY WF-1000XM4を使っただけ。
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SONY WF-1000XM4だとDSEEをオフにしておけば5, 6時間はバッテリーが持つので安心できるので無理に持っていく必要ない。
タブレット
旅行中にマンガや動画を観たい人もいるだろうがスマホで十分。閲覧のためだけにデカくて重い充電デバイスを持ち運ぶのはムダ。
部屋でくつろぐ時はホテルのベランダからハワイの街並みを見たり部屋のテレビでYouTubeなど観たりスマホでYouTubeを観ればいい。
スマホで事足りそうならスマホを持っていけばいい。それだけだ。
ハワイで欲しいと感じたモノ・ガジェット
ハワイへ持って行ってないが旅行中に欲しかったモノ・ガジェットを紹介する。今回のハワイでこれらのものはあった方が良いと学習したので次回は持っていく。
- スマホを最大速度で充電できる充電器
- Type-A to Type-Cケーブル
- Type-CをType-Aに変換するアダプタ
- 日本でダウンロード可能な映像コンテンツ
- 脚が曲がる三脚
- 洗濯洗剤(コインランドリー利用前提)
- 小さなキャップ(あご紐付き)
スマホを最大速度で充電できる充電器
現代人がスマホを失ったら何も残らないのでスマホの充電は死活問題。なので充電速度にはこだわってほしい。ただ充電器の出力で見るポイントはW数だけでなくA数も重要なのには注意。
というのも執筆者が家用で使っているUGREEN Nexode PD充電器 100W 4ポート充電器はW数は高いがA数が3Aまでで、執筆者のGalaxy S22 Ultraは最高速度で充電できない。
一応3Aだと25Wで充電できるがそれでも5Aでの最高速度45W充電には遠く及ばない。なので充電器は自分のスマホが最高速度で充電できるものを用意してほしい。
例えばCIO NovaPort TRIO 65W3Cなら最大5Aで充電可能なので最速でスマホ充電が可能。コンパクトで質感もいいからおすすめ。
一般的なiPhoneユーザーはいまだに5Wの充電器を使っている人が大半だろうが、この記事を読んでいる諸君は自分のスマホを最速で充電できる充電器を選んでほしい。
Type-A to Type-Cケーブル
執筆者の感覚ではバスも飛行機にもコンセントの穴がついているものだと思っていた。しかし実際にはType-A端子しかなかったのでコンセントもしくはType-Cケーブルしか持ってなかった執筆者は充電できず。
確かにコンセントタイプよりUSB端子の方が使い勝手は良いだろうが世間的にType-Cなんてまだまだマイナー。知っている方がレア。
なのでバスや飛行機でも楽に充電できるようにType-A to Type-Cケーブルは持っていきたい。
Type-CをType-Aに変換するアダプタ
Type-Aケーブルを持っていくのはおすすめするがそれだとケーブル1本分の荷物が増えてしまう。軽くて小さいのでそこまで負担にはならないものの、削れるところは削りたい。
ということで規約違反ではあるもののType-C端子をType-Aに変換する端子を持っていくのも1つの手だ。これなら普段使っているType-Cケーブルにアダプタをつけるだけで事足りる。
ただし使い方を間違えれば発火の恐れがあるので使用する際は自己責任で頼む。もちろん執筆者は責任は取らない。
日本でダウンロード可能な映像コンテンツ
出国前にAmazonプライムビデオであらかじめアニメや映画をダウンロードして行ったんだが、渡航先で追加でダウンロードしたくてもできないことがある。
というのも日本だとダウンロードできたコンテンツが海外だとダウンロードできなくなるからだ。ほとんど全てのコンテンツが無料体験やレンタル扱いになるし、この表記がないコンテンツも以下のように視聴できないという文言がつけられる。
なので長時間のフライトが予想される場合はアニメや映画を余分にダウンロードしておくことをおすすめする。
脚の曲がる三脚
飛行機内では映画やアニメを観ることができるがラインナップが微妙。さらに有線接続しかできないからノイキャンイヤホンで航空機内の映像を観ることができない。
なのでスマホで見ることになるがずっと手持ちで観るのはしんどいし太ももの上に置くと首が疲れる。かといって普段スタンド付きのケースでない人がわざわざ用意するのは面倒。
ということで脚の曲がるタイプの三脚があれば快適だ。飛行機のテーブルにいい感じに引っ掛ければ楽な姿勢で閲覧できる。
ミニマル旅行を極めるガジェットの準備
今回は実際にハワイに行った執筆者が必要・不要・欲しかったモノ・ガジェットを紹介した。これまでキャリーバッグに色々と詰め込んでいっていた人は本記事の内容で考えを改めてほしい。
ケーブルや充電器は高出力コンパクトモデルで事足りるし服は現地調達できる。最悪の状況だけ回避してその場その場で対処すればなんとかなる。
旅行の際に今使っているモノ・ガジェットをコンパクトにアップグレードするのもおすすめだ。