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完全ワイヤレスイヤホン(TWS)

【Anker Soundcore P40iレビュー】1万円以下で音質もノイキャンもマルチポイントも揃った破壊神

今回は1万円以下で高音質でノイキャン優秀、マルチポイントにもワイヤレス充電も対応、通話性能も最高で機能性抜群の完全ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore P40i」をレビューする。

こんなイヤホンが有名なAnkerから出てきたらもう知名度がそこまで高くないブランドはイヤホンを出せない。そのレベル。

本記事ではどこをどうしたらこの価格で発売できるのか謎なイヤホンを詳細にレビューする。

▼YouTubeの完全解説動画

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運営者メガネ

Anker Soundcore P40iのスペック

Anker Soundcore P40iの操作方法

1回 音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
カスタマイズなし
音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
カスタマイズなし
2回 音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
音声アシスタント
モード設定

カスタマイズなし
音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
音声アシスタント
モード設定

カスタマイズなし
3回
長押し

※1回タップだけ音声アシスタントとノイキャン系の切り替えができない

シンプルでありながらギミックありな外観

Anker Soundcore P40iの外箱は爽やかな水色のパッケージにノイキャン性能の「ULTRA NOISE CANCELING 2.0」の文字が刻まれている。

ハイレゾ対応ならパッケージにその旨が書かれているが今回のAnker Soundcore P40iは非対応なのでその表記はなし。

同梱物は以下。

  • Anker Soundcore P40i本体
  • イヤーピース(XS, S, M, L, XL)
  • USB Type-A to Type-Cケーブル
  • クイックスタートガイド
  • 製品保証・カスタマーサポートの紙

Anker Soundcore P40iの価格的に一般人も買うだろうから日本語でわかりやすくシンプルなクイックスタートガイドがあるのはありがたい。

今回はパープルをチョイスしたが、ケースはマットな質感でサラサラとした手触り。Anker Soundcore P40iにはブラックオフホワイトネイビーパープルのラインナップが存在。

同じくパープルのHUAWEI FreeClipと比べるとちょっと違いがわかりやすい。HUAWEI FreeClipはちょっとラメっぽい見た目のケースだ。

⇨HUAWEI FreeClipのレビュー動画

【HUAWEI FreeClipレビュー】機能性・音質・装着感の全てが最強のイヤーカフ型イヤホン

続きを見る

ケースの前面には白色の横長LEDインジケーターを搭載、充電中やケースを開いた時に光るが、緑・オレンジ・赤のインジケーターではないので直感性は少ない。

背面にはUSB Type-Cポートとリセット用のボタンを採用、再ペアリングやマルチポイントしたいときに使えるボタンだ。

USB Type-Cで有線充電してもいいがAnker Soundcore P40iはワイヤレス充電にも対応しているので置くだけで簡単に充電できる。もちろんワイヤレス充電パッドもAnker製品。

裏面は滑り止め用のラバーが貼られているのでデスクから滑り落ちる心配がないのもメリット。

ケースを開けるとAirPodsみたいに挿し込まず平置きでイヤホンが収納されており、

イヤホンがケースから少しでっぱっていて、ケースに大きくて深い溝があるので取り出しやすい。

Anker Soundcore P40iのケースの特徴がケース内部の「PHONE STAND」、要するにイヤホンケースがスマホスタンドになる。これは天才。

重量級の板状スマホのGalaxy S24 Ultraでは横向きだと普通にスタンドできたし、

折りたたみスマホのGalaxy Z Fold5も閉じて横向きならスタンドできた。

しかし、Galaxy S24 Ultraは縦向き・Galaxy Z Fold5は開いた状態や縦向きの状態では重心が上に来る・重すぎるので倒れてしまった。スタンドは横向きでの使用を想定されているっぽく、縦画面では置けないのは惜しい。

まあそもそもスマホより圧倒的に軽いイヤホンケースで支えようとしているので当たり前。

また、個人的に秀逸だと思ったのがスタンドとケースの構造。スタンドを立てた状態でケースを閉めると、ケースのフタのヘリがちょうどスタンドに当たって自動でスタンドがたたまれてケースを閉められる。

イヤホン本体はスティックタイプでスティックの表面は光沢のあるプラスチッキーな見た目だ。

スティックの側面はラメ感のあるマットな仕上がりで、

耳に触れる内側の部分はプラスチック感のある光沢仕上げだ。

ノズル部分は楕円形でイヤーピースも楕円形なのでサードパーティ性のイヤーピースは扱いづらい。

タッチセンサーはスティック部分のsoundcoreのロゴ付近で、スワイプ操作には非対応。タッチ感度はかなり高くイヤホンの位置調節でイヤホンの側面に少し触れるだけで1回タップの操作になる。

全体的なデザインは可もなく不可もないシンプルなデザインだ。

高音強めのドンシャリサウンドな音質

Anker Soundcore P40i

は1万円以下という低価格帯かつAnkerイヤホンなのでドンシャリ傾向の音質、とりわけ高音が強すぎて痛いレベル。音場は少し狭めでライブ感は少ない。

バランスが高音と低音に寄りすぎていて、普段フラグシップばかり聞いている執筆者的には微妙に感じるが、一般ウケは良さそう。

イコライザで高音を下げるとかなり良い音質

デフォルト状態だと高音が耳に刺さりすぎて痛すぎるのでプリセットイコライザーの「トレブルリデューサー」を設定。

また、自動でイコライザを作成できるHearIDで作成した結果も高音を下げるような結果となった。

元から低音は強めだが完全に振り切っているわけではないので、Ankerのズンズン系が欲しいならこのHearIDのように低音を少し上げて高音をガツっと下げるのが良さそう。

イコライザ3モードから作成・選択可能

イコライザは以下の3種類から選択可能。10,000円以下なのに高機能すぎる。

  • HearID(聴覚補正)
  • プリセットイコライザ
  • カスタムEQ

HearIDは自分の年齢や各帯域の聞こえ具合、そして音楽の好みから自動でイコライザを作成する機能。

作成した作成されたイコライザはパーソナライズされるのでプリセットイコライザだと物足りなかったり、カスタムするのが面倒な人におすすめ。

プリセットイコライザは予めに用意されているイコライザを使用する設定で、合計20個以上の中から好きなものを選べる。

「ブースター」と付いているのがその音域を強調、「リデューサー」が逆に減衰させるイコライザだ。

カスタムイコライザは100Hz〜12.8kHzの帯域を8つの点で分け、その点を±6dBの範囲で動かすことで各帯域の音をカスタムできるというもの。

最近はフラグシップイヤホンでHearIDのようなパーソナライズイコライザを設定できるようになったものの、大半はまだまだプリセットとカスタムのみ。

そんな中Anker Soundcore P40iはパーソナライズもできるしプリセットも豊富でカスタムもかなり細かくできる。価格とできることが釣り合っていない。

3Dオーディオ(空間オーディオ)は微妙

Anker Soundcore P40iはアプリの「イマーシブモード」をオンにして「ムービーモード」を選択するとどんな音源でも3Dオーディオ「空間オーディ」を使える。

同じような機能はJabra Elite 10も搭載しているが、JabraはDolby Atomos対応の空間オーディオでクオリティは結構高い。

【Jabra Elite 10レビュー】Dolby Atmosの空間オーディオ対応のセミオープンタイプのノイキャンイヤホンだが

続きを見る

確かに空間的に広がったような感覚はあるが無理やり広げている感じが否めない。音が変に歪んで逆にキモくなる。もしかしたらマッチするような音源があるかもしれないが単体では微妙。

1万円以下レベルを超えたノイキャン

Anker Soundcore P40iのノイキャンはとても1万円以下とは思えないくらい強力で正直ビビった。体感はSENNHEISER MTW4くらいかそれより少し低いくらい。

【SENNHEISER MTW4レビュー】音質からノイキャンから機能性まで全てが最強 | MOMENTUM True Wireless 4

続きを見る

空気清浄機や換気扇の音は音楽をかけずにノイキャンだけだと普通に聞こえるが、音楽をかければ気にならないレベル。

このクオリティを1万円以下(さらに発売当初は20%ポイント還元、おそらくセール参戦するだろう)なのはマジで頭がおかしいレベルのコスパ。

ノイキャン強度の変更が可能

ノイキャンが強力というだけでもすごいのに、さらにAnker Soundcore P40iはノイキャン強度を3パターンから変更可能。

  • 自動で強度切り替え
    • 弱・中・強
  • 手動でモード切り替え
    • 装着状態に合わせて最大化
  • 交通機関・屋外・屋内

その場に応じて最適なノイキャンにしたいなら自動で切り替えが良いが、基本的に手動で最大の5にすると常に強力なノイキャンで使える。

ますます1万円以下ということが驚きの機能性だ。

風切り音低減は反応型で過敏すぎ

もうぶっ飛んだ性能なのにさらに風切り音低減にも対応。意味不明。風切り音低減のタイプは「反応型」で、イヤホンに風が当たると自動で風切り音低減がオンになる。

スティックタイプで風が当たる部分の出っ張りが少なく元から風切り音低減自体そこまで起きないが、風の影響を極限まで減らしたいならオンにするのがおすすめ。

¸ 物理型 常時開放型 反応型
対応機種の例 SONY WF-1000XM5など SENNHEISER MTW4など SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ80など
メリット ソフト側で制御しないからバッテリー消費が抑えめ オンにすればどんな時でも風切り音を低減 必要な時だけ発動するので最適なノイキャンになる
デメリット 強い風が吹くと風切り音が聞こえやすい ノイキャン性能が常に下がる ノイキャンの強度がコロコロ変わる

ただ、Anker Soundcore P40iの風切り音低減はかなり敏感らしく、ちょっと風が当たるだけでも風切り音低減がオンになってノイキャンが弱くなる。

ちょっとした早歩きレベルでも風が当たった判定ですぐに風切り音低減がオンになりうざいので執筆者は機能をオフにしてしまった。

外音取り込みはそこそこ優秀

Anker Soundcore P40iの外音取り込みは普通に使えるレベルで問題なし。ただ、取り込む音量が小さめなので音楽をかけながら外音取り込みするとうまく聞き取れない可能性がある。

一応、アプリ上で外音取り込みで全ての音を取り込むのか音声だけ取り込むのかを選択できるが、

他のイヤホンのように劇的に変化する感じはなかった。あくまでもナチュラルにモード変更してくれているようだ。なので外音取り込みはそこまで期待せずにいた方が良いだろう。

忘れていた。Anker Soundcore P40iは価格7,990円が初期価格。大丈夫、優秀。

通話性能は超優秀

通話性能を見るためにボイスメモアプリで「静かな環境」「騒音のある環境」「風が直接当たっている環境」の3つの環境で録音してみた。

静かな環境では若干こもっているようにも思えるがクリアに声を届けられているので問題なし。

騒音のある環境だと最初に騒音が入ってくるがその後にすぐに騒音の音をノイズリダクション機能でかき消してクリアに届けられている。

そして空気清浄機のフルMAXの風を直接当てた状態でもかなりクリアに声を届けられているのは驚き。

最初に一瞬だけ騒音が入ってくるものの、以降は声と騒音を分離して声をピックして届けられている。風と声を分離している影響か音量が小さく感じるが、それでも1万円以下とは思えない性能。さすがAnker。

⇨YouTube動画で通話性能の波形も見る

アプリは多機能すぎるくらいなんでもできる

soundcore

soundcore

Power Mobile Life LLC無料posted withアプリーチ

Anker Soundcore P40iはAnkerの「soundcore」アプリに対応、1万円以下ながらかなり多くの設定ができる。主なものを挙げるだけで以下だけある。多機能すぎ。

  • バッテリー残量の確認
  • ノイキャン系の切り替え
  • 風切り音低減のオン・オフ
  • イコライザの設定・編集・作成
  • ゲームモード・空間オーディオの設定
  • 操作内容の変更
  • 音量制限
  • 音声ガイダンスのオン・オフ
  • マルチポイントの接続設定
  • イヤホンを探す機能

ハイエンドクラスのイヤホンでも操作内容の変更がろくにできなかったり空間オーディオが使えなかったりするが、Anker Soundcore P40iは1万円以下。マジですごい。

ノイキャン系の切り替えやイコライザ系は当たり前に搭載

すでに書いたようにノイキャン系の設定やノイキャン系の各種設定はもちろん、イコライザの設定や編集など最近の完全ワイヤレスイヤホンでは当たり前に搭載している機能はAnker Soundcore P40iも搭載。

価格帯的に一般人向けなのでイコライザ機能がないだけで「聞いていた話と違う」となるが、Anker Soundcore P40iならto muchレベルで機能が充実。

逆にAnker Soundcore P40i以降のイヤホンはAnker Soundcore P40iの機能を超えてこないと失望されかねない。

ゲームモードはそれなりに遅延が減って実用的

Anker Soundcore P40iはゲームモード(低遅延モード)とムービーモード(3Dオーディオ、空間オーディオ)の機能を搭載。

ゲームモードはそれなりに遅延が減って実際にAnker Soundcore P40iで動画編集もできた。ただ、先行レビュワーの動画の注釈にPC時は機能しない的なことが書かれていたのが気になるが。

ムービーモードは正直微妙ってのは先述した通り。

操作内容は1回タップだけ制限、スワイプ操作なし

Anker Soundcore P40iは1, 2, 3回タップと長押しに対応、左右それぞれ独立して操作を割り振れる。これは自由なんだが、なぜか1回タップだけ機能が制限されている。

1回 音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
カスタマイズなし
音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
カスタマイズなし
2回 音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
音声アシスタント
モード設定

カスタマイズなし
音量ダウン
音量アップ
次へ(曲送り)
戻る(曲戻し)
再生/一時停止
音声アシスタント
モード設定

カスタマイズなし
3回
長押し

1回タップと2回タップの操作内容を比べると1回タップには「音声アシスタント」「モード設定」の項目がない。2回タップの設定項目は3回タップと長押しで同じなので1回タップだけ機能制限されている。

この機能制限はEarFunイヤホンも同じだがなぜ制限するのかは謎。ユーザーの誤タッチを防止するためとしてもユーザーが設定しなければいいだけだし、初期値にしなかったらいいだけ。

特に外音取り込みはすぐに起動して外の音を取り込みたいから1回タップにしたいのに、いちいち2回タップや長押ししないといけないのが面倒。改善求む。

音声ガイダンスのオフはノイキャン系には効かない

メイン画面の右上の歯車マークの設定にある音声ガイダンスの項目からタッチ音をつけるか消すかの設定が可能だ。個人的にはタッチするたびに音が鳴るのが嫌なので爆速でオフにした。

んだが、どうやらノイキャン⇄外音取り込み時には強制で効果音が鳴る仕様らしい。しかもこの効果音が余韻含め長く、起動している間のコンテンツが聞こえないのが痛い。

モード変更時の効果音中も音楽は流れ続けて聴き逃す

仮にモード切り替えの音楽中は一時停止されるならまだしも普通に再生され続けるので、YouTubeをよく観る執筆者にとっては痛いデメリット。

マルチポイントの接続先変更や接続解除も可能

Anker Soundcore P40iは1万円以下なのにマルチポイントにも対応、マルチポイント接続の項目からどのデバイスに接続するのか、接続解除するのかを選択可能。

例えば上の状態ならGalaxy Z Fold5とMacBook(m2prombp)の組み合わせで接続したい時に、いちいちGalaxy S24 Ultraで接続解除したりMacを触らなくてもアプリ上でサクッと設定できる。

マルチポイントの誤認識があったときでもスマホで強制的に接続解除できるのはありがたい。

⇨マルチポイントについての動画

イヤホンを探すなど細かい機能も充実

その他、音量制限の機能や装着テスト、イヤホンを探す機能にウィジェット機能など多種多様な設定が可能だ。

Anker Soundcore P40iは一般人〜一般人が少し手を伸ばした価格帯のイヤホンだが、ここまで多機能だと逆になにをどうしたらいいのか分からず敬遠されないのか心配になるレベルだ。

Anker Soundcore P40iを使って感じた良い点

ということでAnker Soundcore P40iを実際に使って感じた良い点を紹介する。

1万円以下とは思えない音質とノイキャン

とにもかくにもAnker Soundcore P40iは価格に対する性能がレベチ。初期価格¥7,990に20%ポイント還元は安すぎる。

すでに買いたように音質もかなり良いしノイキャンも強力、マルチポイントにワイヤレス充電対応、風切り音低減も対応してスマホスタンドにもなるという多才ぶり。

マジでぶっ飛んでる。

完全にEarFunを仕留めにきている価格帯と性能

じゃあなぜこんななバカみたいなコスパ機を出してきたのか。それはEarFunを仕留めるためというのが通説。

数年前までのAnkerは1万円以下で良イヤホンを多数出してきたが、ノイキャン需要の高まり=機能の拡充とAnker自体の利益確保のフェーズに入り、有名なものだとAnker Soundcore Liberty 4 / 4 NCが1.3~1.5万円という価格設定に。

で、空いた1万円以下の地位にEarFunが参入して2023年に大躍進したのは記憶に新しい。

ただ、あまりにもEarFunに市場を取られすぎたのか今回同じ価格帯で高機能なAnker Soundcore P40iを打ち出してきたと推測。

で、EarFunはガジェオタの中では有名だが一般層への認知は皆無だろう。その中でAnkerが同じ価格値かつカラーラインナップ豊富できたらそりゃAnkerに流れる。

Anker Soundcore P40iは5,000円〜1.5万円までのイヤホンを駆逐し完全にEarFunと後続ブランドの息の根を止めにきた破壊神となるだろう。

超ロングバッテリーとワイヤレス充電対応

さらに少し追い打ちをかけるのが充電持ち(バッテリー持ち)。上のポストで言ったように、ノイキャンとマルチポイントオンの状態で動画編集やYouTube視聴を7時間連続でしてバッテリー残量30%。

一般人はイヤホンを充電するという概念が薄いから充電切れなんて当たり前。そんな中ロングバッテリーなら充電切れの心配が減る。

さらにワイヤレス充電にも対応しているので置くだけ充電も可能。持っていなくてもさすがAnker、自社製品で低価格て完結する。完全にやってるね。

Anker Soundcore P40iを使って感じた微妙な点

続いては逆にAnker Soundcore P40iを使って感じた微妙な点だ。フラグシップ機しか使ってない執筆者からしたらツッコミどころはそこそこあるが、全体的な完成度と価格を見れば正直目をつぶれるのも現実。

風切り音低減の判定とタッチ感度が敏感すぎ

すでに買いたようにAnker Soundcore P40iの風切り音低減が発動する判定が過敏すぎて早歩きレベルで風切り音低減がオンになる。さすがに歩くだけでノイキャン強度がコロコロ変わるのは面倒。

また、タッチ感度も高すぎてイヤホンの位置調節や耳が痒いからかくだけで1回タップの判定を喰らう。

風切り音低減はオフにしてもそこまで問題ではないが、1回タップをオフにすると機能が足りないから慎重に位置調節とかしてる。

スワイプで音量調節できると尚良し

スティックタイプのイヤホンと上下スワイプの音量調節の相性は抜群に高いから全てのスティックタイプに採用してほしいが、残念ながらAnker Soundcore P40iはスワイプ操作に非対応。

仮にスワイプ操作に対応すると音量調節分の操作方法に空きができるので、別の操作を割り振れる。また、音量調節ではなく上下でノイキャン系の切り替え・強度変更も面白いだろう。

まあスワイプでの操作はハイエンドクラスでも搭載していないから難しいだろうが、次回作に期待したい。

音声ガイダンスをオフにしてもノイキャンの切り替え音はオフにならない

個人的にツッコミを入れるのが音声ガイダンスをオフにしてもノイキャン系の切り替え音はオフ(ガイダンス)にならない点。ガイダンスをオフにしたんだから接続系とバッテリー残量系以外は全てオフにしてほしい。

このノイキャン系の切り替えガイダンスが長くてノイキャン→一呼吸→再生再開とかしないとコンテンツを聞き逃してしまう。この点は解消してほしい。

些細すぎてデメリットがない

ただ、ここまで紹介した内容はイヤホンを大量に持って使ってきた、かつ、細かい点まで指摘する脳みそがある執筆者が感じただけにすぎない。Anker Soundcore P40iのターゲットの一般人は気づくことすらない。

だから価格と性能とデザイン面、すなわちコスパを考えればAnker Soundcore P40iは強すぎる。とりあえずイヤホンに悩んだらAnker Soundcore P40iという時代になった。

レビューまとめ

ということで最終的なAnker Soundcore P40iのレビューまとめが以下。1万円という一般人がちょっと手を伸ばせば届くような価格なのに必要な機能+αを搭載。

これまで最強だったEarFunイヤホンを完全に駆逐するイヤホンになるだろう。2024年はAnkerが1万円以下で返り咲きそう。

良い点

  • 1万円以下とは思えない音質とノイキャン
  • 完全にEarFunを仕留めにきている価格帯と性能
  • 超ロングバッテリーとワイヤレス充電対応

微妙な点

  • 風切り音低減の判定とタッチ感度が敏感すぎ
  • スワイプで音量調節できると尚良し
  • 音声ガイダンスをオフにしてもノイキャンの切り替え音はオフにならない

1万円以下で音質もノイキャンもマルチポイントも揃った破壊神

ということで今回は2024年のコスパ最強とも言える完全ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore P40i」をレビューした。

1万円以下だと何かを犠牲にしないといけないという価値観を破壊する革命児だ。自分も誰かのノイキャンイヤホンのことを聞かれたら真っ先にAnker Soundcore P40iをプッシュする。

2024年は1万円以下で全てが揃っていることがスタンダードになるだろう。時代の変化は恐ろしい。

▼YouTubeの完全解説動画

https://youtu.be/1rHEItKS-jM

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  • この記事を書いた人

メガネ

Webエンジニア駆け出し。独学のPythonで天文学系の大学院を修了。常時金欠のガジェット好きでM2 Pro MacBook Pro(31万円) x Galaxy Z Fold5(25万円)使いの狂人。自己紹介と半生→変わって楽しいの繰り返しレビュー依頼など→お問い合わせ運営者情報、TwitterX@m_ten_pa、 YouTube@megatenpa、 Threads@megatenpa、 Instagram@megatenpa

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