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完全ワイヤレスイヤホン(TWS)

【XROUND FORGE NCレビュー】活かしきれていない高機能、もったいない

2022年3月27日

こんな人にオススメ

XROUND FORGE NCって完全ワイヤレスイヤホン、低価格帯なのに高機能らしいじゃん。

実際の使用感とかアプリとかってどんな感じ?

ということで、今回は「XROUND FORGE NC」をレビューする。結論、機能は豊富だけど活かしきれていないイヤホン。どういうことかは以下で解説していく。

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エックスラウンド(Xround)

アプリのバージョンは1.0.0.7。

 

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XROUND FORGE NCスペック

項目 性能
価格(Amazonで2022年3月27日時点) ¥12,980
最大再生時間 最長9時間(イヤホン本体・ANCオン)
最長32時間(ケース込み・ANCオン)
ANC
外音取り込み機能
防水・防塵 IP67
イヤーピースの形状 円形
ワイヤレス充電(Qi)
専用アプリ
コーデック SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
ドライバー 7 mmチタンコート
装着検知
風切り音低減
操作変更 2, 3回タッチ、長押し
タッチ式かボタン式 タッチ式
強み 低価格
ノイキャン・外音取り込みなどあり
風切り音低減あり
ノイキャンのモード変更可能
外音取り込みの強度変更可能
外音取り込みのモード変更可能
ワイヤレス充電対応
マルチポイント対応

 

操作方法

  • 左右2回、3回、長押し
    • なし
    • カウントダウン開始/停止
    • 前の曲
    • 次の曲
    • 音量を上げる
    • 音量を下げる
    • 音声アシスタント
    • ノイキャン/外音取り込み機能
    • 再生/一時停止
    • ゲーミングモード
    • ノイキャン/オフ

ギミックのある箱

XROUNDのイヤホンは箱からおしゃれ。箱の右側に斜めの線が入っているのがわかると思うが、この線の隙間から内箱が見える。

で、箱をスライドして内箱を取り出すときに、内箱の模様が切り替わるように見える。まあYouTubeとかで調べてほしい。

付属品が豪華すぎ

FORGE NCは付属品が豪華。付属品は以下。

  • FORGE NC本体
  • Type-A 2 Type-Cケーブル
  • イヤーフック(S/M/L/ツメなし)
  • コンフォートイヤーピース(S/M/L/XL)
  • 低音強化イヤーピース(S/M/L)
  • クイックスタートガイド
  • 取扱説明書

これで1.2万円。豪華。特にイヤーピースを2種類つけてくれるのがありがたい。耳が痒くなったり痛くなる人も多いから、好みで付け替えられるのは強い。

イヤーピースが低め

イヤーフックとイヤーピースだけで大量に付属。スゴすぎる。イヤーピースは2種類から好みのものを選べばいい。

んだけどイヤーピースの高さがかなり低いタイプ。2種類とも低め。

個人的に高さの低いイヤーピースは好みじゃない。理由は以下。

  • 他のイヤーピースだとケースに入り切らない可能性
  • 耳の入り口で止まるから耳が痛くなりやすい
  • 遮音性が減る

1つ目は好みだけど、2, 3つ目は重要。特に耳が痛くなるとイヤホンをつけるモチベーションが下がる。

今の所、この記事を作成している時点(購入1週間後)では問題ないが、人によっては痛くなるかもしれない。

その時はイヤーピースの変更も検討してほしい。手持ちのイヤーピースでは「AZLA SednaEarfit Crystal」だとケースに収納できた。

価格はそれなりに張るけど、人気でありつつ肌にも優しいからオススメ。

イヤーフックは左右の識別が簡単

FORGE NCにはイヤーフックが付属しているんだけど、その識別が簡単にできる。

と言うのもイヤーフック自体にR/Lが書かれているから。上下については上の画像の「L」の下に穴があるのがわかるだろう、その穴をイヤホン側に合わせたらいい。親切設計。

音質

低音が少し強いけど、特徴のない音という印象。フラット気味に聴こえる。ただ、後で紹介するアプリのイコライザでかなり化けるので気にしない。

音場はちょっと広め。音自体は広いんだけど、ボーカルが近く聴こえるタイプ。ライブ感があるような無いような。

多くの人にマッチする反面、どこかで尖った印象がない。良く言えば万人向け、悪く言えば好みにするには一工夫必要。

TailorIDでユーザーに合わせた音作り

実はアプリの「TailorID」という機能を使うことで、ユーザーに合わせた音作りをすることができる。

使い始めはそのままの音質で聴いて、5日間くらいした後にTailorIDを測定してみた。IDの結果が上。ドンシャリ過ぎるやろ。

一応、QRコードで共有ができるようなので、この音質を体験したいって人はご自由にどうぞ。ドンシャリです、責任を負わん。

ノイキャン

ノイキャンはそこそこ強いという印象。低音から高音までそれなりにカットしてくれて、特に低音が消えている印象。

ただ、強さ的にはJabra Elite75tの方が少しだけ強いような印象。

家の中などの屋内では特に支障がない。しかし、電車の中だと走行音が少し気になる。低音が消えて残った高音が気になる。

快適モードと野外モード

FORGE NCのノイキャンには「快適」「野外」の2種類がある。体感「快適」の方がノイキャンは強い。が、「野外」は低音が消えやすい。

快適と野外の違いはザッと以下。

  • 快適:ノイキャンの圧迫感を軽減
    • 全体的に低減
  • 野外:中低音の音を消す
    • 車の走行音などを低減

強さ的には快適の方が強いんだけど、電車に乗り際には野外にした方が不快なノイズは消える印象。

外音取り込み

FORGE NCには外音取り込み機能が搭載されている。んだけど、精度としては少し物足りない。

無駄に高音が強調されているから耳に刺さるし聞き取りづらい。

強度を変えられる

FORGE NCでは外音取り込みの強度を変更することができる。0から20までの中の0-18が外音取り込み。19がオフで20がノイキャン。

0が外音取り込み機能マックスの状態で音量が一番大きい。んだけど、高音がやたらと強調されている。

モードを変えられる

一応、モード変更で「バランス」「トーク」「トレーニング」が選べるが、個人的な違いは以下。

  • バランス:高音が刺さる
  • トーク:もう少し高音が刺さる
  • トレーニング:低音が消えて高音しかない

要するに高音を減らすことができない。執筆者は外音取り込み機能はレジでのやり取りでしか使わないから「トーク」を中心に使用している。

トークだとやはり人の声が聞き取りやすい。なので店内NGMが鳴っていても割と聞き取りやすい。が高音が刺さりやすい。

外音取り込みブースト

さらにFORGE NCには「外音取り込みブースト」という機能が搭載されている。この機能は通常の外音取り込みよりもさらに大音量の取り込みをするというもの。

通常の外音取り込みで0の強度は外音取り込みブーストだと10に該当する。要するにまだ10段階の外音取り込みがあるということ。

一応、ブーストを高めていくと警告が出るようになっているが、確かにブーストするとより音を拾うようになる。すごい。

アプリ

XROUND MyTune

XROUND MyTune

xround無料posted withアプリーチ

FORGE NCにはアプリ「MyTune」が用意されている。このアプリでは以下のことができる。かなり色々できる。

  • バッテリー残量の確認
  • イコライザ設定
  • TailorID(聴覚測定)の登録
  • イコライザの共有と読み込み
  • ノイキャンなどのコントロール
  • カウントダウンタイマーの設定
  • エージング
  • サイドトーン(通話時に自分の声が聞こえる)のオンオフ
  • 操作内容の変更
  • 装着検知のオンオフ
  • マルチポイントのオンオフ
  • 製品補償登録
  • 使用ガイド確認
  • ソフトウェアアップデート

初期画面で一覧

初期画面では使用しているイヤホン(FORGE NC)の画像とイコライザ、外音コントロール、カウントダウンタイマー、エージング、操作変更のボタンがある。

この画面ではカウントダウンのオン以外できず、いちいちイコライザの画面といったように専用の画面に移動してから設定する必要がある。

イコライザー調整

まずはイコライザから。デフォルトではバランス型である「デフォルト」となっている。その他にも以下のように多数のプリセットが用意されている。

  • デフォルト
  • ボーカル
  • 低音ブースト
  • マイルド
  • ポッドキャスト
  • ロック
  • 音量ブースト
  • カスタマイズ1
  • カスタマイズ2

さらに「TailorID」いわゆる聴覚測定をすることで、自分の耳に合ったイコライザを作成することが可能。

TailorID

TailorIDは聴覚測定をすることで自分に合った音作りができるという機能。左右それぞれで低音→高音の小さい音→大きい音を流して聴こえたら画面をタップする。

全項目を進めると3分くらいかかるが、シンプルに聴こえたらタップなので簡単に測定できる。

測定結果が下の画像。いやドンシャリ。さらにこのTailorID共有することも可能だし他の人のを読み込むことも可能。

QRコードがあるから読み込んでドンシャリを楽しんでほしい。もちろん何かあっても責任は負わん。

外音コントロール

外音コントロールでは外音取り込み(0-18)、オフ&風切り音低減(19)、ノイキャン(20)を変更可能。

さらに外音取り込みなら「バランス」「トーク」「トレーニング」からモードを選択可能。ノイキャンなら「快適」「屋外」から選択可能。

外音取り込みでは加えて、外音取り込みの強度を上げる「外音取り込みブースト」も選択可能。上で解説したとおりだ。

カウントダウンタイマー

FORGE NCではかなり珍しいカウントダウンタイマーが搭載されている。カウントダウンを開始するとプピッて音が鳴り、終了するとピピピッて音が鳴る。

後で紹介するが、このタイマーはイヤホンの操作項目として登録することが可能。なので、トレーニング中にいちいちスマホやと時計から設定する必要がない。

決められた時間を楽に設定してトレーニングなどを行えるのは便利。

エージング機能

さらにFORGE NCではエージング機能も搭載されている。エージングとは音慣らしのようなもの。FORGE NCのエージングは自動でホワイトノイズを流してくれるというもの。

執筆者はエージング機能を使う前に既に60分以上も視聴していたから、完了のバーが100%になっている。

個人的には聴き始めとエージングし終わった感じでは変わった印象はない。音に詳しくて敏感じゃないとわからんのだろう。

操作変更などの設定

初期画面の右上の歯車マークから設定画面に飛ぶことができる。設定画面では以下の項目を設定可能。

  • サイドトーン(通話時に自分の声が聞こえる)のオンオフ
  • 操作内容の変更
  • 装着検知のオンオフ
  • マルチポイントのオンオフ
  • 設定のリセット

サイドトーン機能は昨今のテレワーク事情に合わせてきた感じなのだろう。執筆者は使っていないが。

装着検知とマルチポイントをオンにするかオフにするのかを選択できるのは珍しい。多くのイヤホンではこれらは常にオンか搭載していないかだ。芸が細かい。

操作変更については次で見る。

操作内容の変更は微妙オブ微妙

FORGE NCでは操作内容の変更が可能。ただし、2回タップ・3回タップ・長押ししか選べない。1回タップが選べない。

恐らく誤タッチ防止の為だろうけど、後で解説するように、そもそもタッチ感度が低い。だから1回タップを封印する意味はない。むしろ不便。

しかも、操作内容の変更で選べる項目がめちゃくちゃ多い。

なのに選択できるタップ操作が合計で6つ。少なすぎる。完全に操作内容が腐っている。もったいない。

さらに、左右で共通の操作を割り振れない。例えば以下のような現象が起きる。

  1. 右2回に「音量を上げる」を割り当てる
  2. 元々あった左2回の「音量を上げる」が「再生/一時停止」に変わる
  3. 元々、右2回が「再生/一時停止」だったので、入れ替わる

右耳の操作変更をしていたはずなのに、左耳の操作も変更される。

実際に試してみると勝手に操作が入れ替えられる。謎すぎる。いちいちこんな仕様にする必要性がわからない。

多分だけど、高機能だから色々と使ってほしいんだろうけど、それなら1回タップなどを解禁してほしい。惜しすぎる。

初期画面から直接いけないのがネック

FORGE NCには色々な機能が搭載されていて高機能。なんだけど、初期画面から直接操作できるのがカウントダウンタイマーだけ。

イコライザや外音コントロールは、いちいち画面遷移してからじゃないと機能しない。ムダすぎる。

しかもタチが悪いのが、外音コントロールはバーで変更できそうと見せかけているところ。

これだと確実にそのままスワイプで変更できるじゃん。でもスワイプは効かない。外音コントロールの画面から変更するしかない。

高機能なのにもったいない

ってことでFORGE NCは高機能なんだけど、それを生かしきれていない印象。

まあ価格がハイエンドじゃないから割り切れって言われたらそれまでだけど、せっかくの高機能がもったいないなと感じる。

良い点

ここからはFORGE NCの良い点を挙げていく。

ノイキャンや高機能の割に低価格モデルのFORGE NCは基礎的な性能がてんこ盛り。

高機能の割に低価格

価格が¥12,000ほどとノイキャンや外音取り込みなどがついているイヤホンとしてはエントリーくらいの価格。

しかし、イコライザやID登録、風切り音低減にマルチポイントにワイヤレス充電と高機能。ここまで揃っているイヤホンはなかなかない。

それぞれが際立って性能がいいかって言われるとそうではないが、それでもそれなりに高性能なのはポイントが高い。

イコライザの共有ができる

音質はパーソナライズする時代。しかし、他の人のも聴いてみたいってこともあるだろう。FORGE NCはイコライザを共有できる。

共有することで他の人の音を簡単に体験することができる。使うかは知らんが。

執筆者のイコライザを上の画像に載せているから、気になる方は試してみてほしい。責任は負わん。

イコライザの自由度が高め

イコライザを設定できるイヤホンは増えてきているけど、FORGE NCのイコライザ設定はそれなりに自由度が高い。

例えばSONYのフラグシップイヤホンWF-1000XM4だとイコライザは5つの音域で操作する。下の画像がそう。ちなみに2.7万円くらい。

一方でFORGE NCだと7つの音域で操作できる。これで1.2万円くらい。より自分好みの音にできるのは自由度が高くて良い。

付属品が多くて自分に合わせやすい

FORGE NCにはイヤーウィングがついている。このイヤーウィングの代えが付属しているし、イヤーピースも2種類も付属している。

なので、自分の用途に合わせて音質・フィット感・遮音性・快適性を追求することができる。1.2万円だぜ。スゴい。

まあその反面、自分で選ぶのが面倒、こだわらないって人にとってはムダだがそれは人それぞれ。

マルチポイント対応

2021年末から来ているイヤホンのトレンド。スマホとPCなど2デバイスに同時に接続可能なこの機能を搭載。

休憩中にスマホで動画を観つつ、作業時にはスマホの動画を止めてそのままPCでBGMを流せばいいだけ。便利すぎる。

接続はそれなりに早いからすぐに作業に取り掛かれる。

ワイヤレス充電

ワイヤレス充電に非対応のイヤホンはなかなか買う気になれない。それくらいワイヤレス充電は便利。

帰宅後、イヤホンをワイヤレス充電に置く。それだけで勝手に充電されるから充電の心配が減る。

しかもFORGE NCは底面が広いから充電ミスが少ない。Jabra Elite 85tSONY WF-1000XM4だと底面が狭いからたまに充電ゾーンから外れることがある。

イヤーウィングがついているからケースの形状は平くせざるを得なかったのかもしれないが、功を奏している。

【SONY WF-1000XM4レビュー】神とゴミのハーフ&ハーフ

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【Jabra Elite 85tレビュー】ノイキャン・音質・操作性どれも優等生なバランサー

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微妙な点

逆にFORGE NCの微妙な点を挙げていく。言うても1.2万円クラスのイヤホンだからそこまで性能を求めてはいけないかもしれないが。

それでもこんな微妙な点があるってことは知っておいてほしい。

タッチ感度が低い

タッチしてもタッチしていない判定になることが多々ある。タッチパネルはイヤホンの真ん中部分で、狭い感じはしないのに。

多分、誤タッチ防止のために感度を下げているんだろうけど、それでもかなり感度が低いから困る。

しかもタップは2回タップと3回タップしかないから、何回も押さないといけない。感度が低いのに。ここは改善して欲しい。

操作の割り当て項目が少ない

FORGE NCは操作の割り当てが2回タップ、3回タップ、長押しの3種類しかない。

なのに選択できる操作内容が腐るほどある。矛盾しすぎている。それなら1回タップや、4回タップ、1秒長押しなど操作内容を増やしてほしい。

高機能を生かしきれていないと言う点でかなりマイナスポイントになる。期待はずれ感となるから。

左右で共通の操作を割り当てられない

しかもこれはビビったけど、左右で共通の操作を割り当てられない。例えば以下の感じ。

  1. 右2回に「音量を上げる」を割り当てる
  2. 元々あった左2回の「音量を上げる」が「再生/一時停止」に変わる
  3. 元々、右2回が「再生/一時停止」だったので、入れ替わる

意味がわからん。個人的には左右でノイキャン系を入れたい。しかも同じタップ回数で。

ただ、FORGE NCだと左右で1つしか割り当てられないから自由度が低くなる。わざわざこの仕様にする意味がわからない。

高機能だからこそ操作項目を増やしてほしいって事かもしれないけど、それなら1回タップとかを増やしてほしい。

ノイキャン・外音取り込み・オフの操作セットがない

FORGE NCには「ノイキャン・外音取り込み」「ノイキャン・オフ」と言う操作項目がある。

もし仮に「ノイキャン・外音取り込み」にすると、オフの状態を作るには追加で操作内容を追加しないといけない。ただでさえ2, 3回タップに長押しで少ないのに。

オフいらなくね?って思った人は惜しい、実は次で紹介する風切り音低減はオフでしか使えないから必要なんだ。

風切り音低減とノイキャンは両立できない

風切り音低減はFORGE NCでは「風切り音防止モード」として存在している。これはイヤホンに風邪が当たって起きるボウボウって音を減らす機能。

この機能はノイキャンとは両立することができず、オフ(ノイキャンも外音取り込みもなし)の状態でしか使えない。

なので、風切り音防止の機能をつけると自動でノイキャンがオフ、すなわち外の音が入りやすくなる。

普通じゃんって思うかもしれないが、執筆者の外出用メインであるSONY WF-1000XM4は「ノイキャン かつ 風切り音低減」が可能。

普段使いとあまりにも優秀すぎて忘れてたけど、ノイキャン かつ 風切り音低減の両立ってレアな機能。

なのでFORGE NCの風切り音低減を期待していた人は一度考え直してほしい。オフでも大丈夫って言うなら問題ない。

アプリとの接続が遅い

これは個体差なのかスマホが原因なのかわからんが、FORGE NCとアプリとの接続が遅い。起動してすぐに接続されるわけでなく、下手したら10秒くらい待たされる。

イヤホンだけの操作では出来ない操作をアプリ側でしようと思うんだけど、接続が遅いからイライラする。

一度接続が認証されるとすぐに色んな機能画面にいけるからいいけど、そこまでにかなり時間がかかる。

ウィジェットがあるとありがたい

高機能・イヤホン本体で操作できない項目あり・アプリとの接続が遅い。ならウィジェットを置けるようにしてほしい。

そのウィジェットでノイキャン系の切り替えやイコライザの設定などを行えるようにすると、より便利に使える気がする。

SONY WF-1000XM4だとウィジェット機能を使ってイコライザを変更することができる。

こんな感じでウィジェットで操作できるようにすると、その価格からして他の機種よりも頭4つくらい抜きん出る気がする。

イヤーピースを他社製にしにくい

FORGE NCのイヤーピースはかなり低いタイプ。なので、もうちょっと耳の奥に入れたいとか他のを試してみたいって時に交換しづらい。

一応、完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースも色々出ているけど、価格が高かったりそもそも数が少なかったりする。

ケースの溝がもう少し深いと高さのあるイヤーピースも簡単に使用できると言う印象だ。

外音取り込みがシャリ気味

FORGE NCには外音取り込み機能が搭載されているけど、その音質がかなりシャリ気味。高音が刺さる印象。

元々の外音取り込みだと音が篭り気味だから「外音取り込みブースト」をかけるけど、そうすると高音が刺さる。

その他の「トーク」「トレーニング」にすると余計に高音が刺さる。

なので、下手に外音取り込みの強度が高めず、その用途に応じてモードを切り替えるのがいいかもしれない。

ノイキャンとかのアナウンスがうるさい

で、ノイキャンや外音取り込みにしたときに「ノイズキャンセリング」「アンビエント サウンド」ってアナウンスが流れるけど、音がデカい。うるさい。

ここもポッて感じ効果音、もしくは無音でいい。ノイキャン・外音取り込みが効いたかどうかなんて聴いたらわかるから。

しかも、ノイキャン⇄外音取り込み⇄オフの繰り返しじゃなく、ノイキャン⇄外音取り込みなんだからアナウンスなんていらない。聴きゃわかる。

アナウンスがいらないのに加えて、アナウンス中もコンテンツは再生される。その部分を聴き逃す危険が高い。だからアナウンスはいらない。

2回操作、3回操作がわかりにくい

2, 3回操作・長押し時の効果音としてピンって音がする。タッチ感度が低いから操作できたかわかって便利じゃん。

んだけど、全部1回しか鳴らない。例えば2回押したらピッピッてなるならわかる。でもピッしかならない。3回タップもぴっしか鳴らない。さらに同じ音。わからん。

さらにこのピッて音がかなり高音だから耳に刺さる。操作するたびに心臓にも耳にも悪い気がする。もう少し音量を下げて低くしてほしい。

音途切れが多い

FORGE NCはBluetooth5.2のClass 1対応なんだけど音途切れが割と頻発する。特にマルチポイント使用時。

まあマルチポイント自体が同時接続だから仕方ないかもしれないが、それもでブチブチって音途切れするのは愉快とは言えない。

人混みの中ではそこまで途切れると言う印象はなかったけど、便利なマルチポイント時に起きるのは残念に感じた。

XROUND FORGE NCレビューまとめ

最終的なXROUND FORGE NCのレビューまとめは以下。

低価格で高機能なのが評価点。一方でその高機能を活かしきれていないがもったいない。

良い点

  • 低価格なのに高機能
  • 強めのノイキャン
  • 外音コントロールが豊富
  • イコライザで音が化けやすい
  • イコライザの共有ができる

微妙な点

  • タッチ感度が低い
  • 操作内容の変更の自由度が低い
  • 左右で同じ操作内容は割り当てられない
  • 外音取り込みは高音が刺さる
  • アナウンスがうるさい
  • 高機能なのにできないことが多くてもったいない

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エックスラウンド(Xround)

完全ワイヤレスイヤホンの性能グラフ

イヤホン名をシングルクリックで非表示、ダブルクリックで単発表示。

初期表示の3機種は個人的ベスト3(音質、ノイキャンなどの性能、使いやすさなどを考慮)。
風切り音低減機能(風切り音の防止機能)搭載の完全ワイヤレスイヤホンのノイキャンは、風切り音低減オン状態の数値にしている。







性能 Jabra [Elite 75t] Galaxy [Galaxy Buds Pro] AVIOT [TE-D01t] Nothing [Ear(1)] SONY [WF-1000XM4] Jabra [Elite 85t] Jabra [Elite 7 Active] XROUND [FORGE NC] Anker [Soundcore Liberty 3 Pro] Noble Audio [FALCON ANC] SENNHEISER [MTW 3] SOUNDPEATS [Mini Pro] SOUNDPEATS [Capsule3 Pro] SOUNDPEATS [Opera 05] SOUNDPEATS [Opera 03] HHOGene [GPods] Technics [EAH-AZ80] EarFun [Air Pro 3] Xiaomi [Buds 4 Pro] QCY [ArcBuds HT07] SONY [WF-1000XM5] Jabra [Elite 10]
本体再生時間(ANCあり) 5.5 5 12.6 4 8 5.5 8 9 6 6 5 5 5.5 6.3 6.3 3 7 7 6.3 7 8 6
本体再生時間(ANCなし) 7.5 8 18 5.7 12 7 10 11.7 8 8.5 7 7 8 9 9 5 9 9 9 8 12 8
ノイキャン低音 7 6 5 4 9 8 7 6 8 6 7 6 7 8 8 5 9 7 9 7 10 9
ノイキャン高音 4 5 4 4 8 6 7 4 6 4 5 4 4 6 6 6 8 7 8 6 9 8
外音取り込み 9 5 4 4 7 8 8 5 7 5 7 5 5 5 5 5 7 6 8 7 8 7
ドライバーサイズ 6 11 10 11.6 6 12 6 7 10.6 10 7 10 12 12 12 10 10 11 11 10 8.4 10
音質低音 8 7 6 6 9 7 7 6 7 8 7 7 6 7 7 5 7 7 6 7 9 8
音質高音 5 7 5 4 7 7 6 6 4 8 8 5 7 8 7 4 8 5 6 7 7 8
操作性 8 5 7 3 2 8 7 6 8 5 9 5 5 5 5 7 9 8 2 7 5 7
アプリの使いやすさ 8 5 4 3 6 8 7 6 8 6 8 6 5 5 5 7 8 6 3 6 7 8
付加機能 5 5 5 4 8 6 5 8 6 5 8 4 4 4 4 7 9 4 4 5 8 6
防水(IPX○) 5 7 4 4 4 4 5 7 4 4 4 5 4 4 4 4 4 5 4 4 4 4
防塵(IP○X) 5 0 0 0 0 0 7 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 5
デザイン 6 7 4 8 7 6 7 7 7 8 9 6 6 8 8 7 8 6 7 6 5 7
ランキング 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 3 圏外 圏外 圏外 1 2


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メガネ

Webエンジニア駆け出し。独学のPythonで天文学系の大学院を修了。常時金欠のガジェット好きでM2 Pro MacBook Pro(31万円) x Galaxy Z Fold5(25万円)使いの狂人。自己紹介と半生→変わって楽しいの繰り返しレビュー依頼など→お問い合わせ運営者情報、TwitterX@m_ten_pa、 YouTube@megatenpa、 Threads@megatenpa、 Instagram@megatenpa

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