こんな人にオススメ
SONYから新しい完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」が発表された。業界最強クラスのノイズキャンセリングやDSEE Extremeによる高音質。
付加価値モリモリのイヤホンだけにお値段は約3.3万円。もっと安くて比較対象になりうるイヤホンはないのだろうか。
ということで、SONYから新しい完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」が発表され購入するか迷ってる中の執筆者だ。
なぜこんなにも迷っているのかというと、以下。
- 3.3万円
- マルチポイントに対応していない
- aptXに非対応
- 現状愛用機「Jabra Elite 75t」がある
- 恐らく人気機になるので個性を出しにくい
- 愛用機のJabra Elite 75tが不具合中
今回は個人的に比較対象になるだろう他の完全ワイヤレスイヤホンをピックアップし、自分の頭を整理してメリット・デメリットを洗い出す。
なお、情報が古くなっている場合があるのであくまでも参考程度に見てほしい。また、間違っていたりアップデートされたりしていたらご連絡いただけると幸いです。
WF-1000XM4発表
画像引用: 公式サイト
まずは2021年6月9日に日本で発表された、SONYの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」。史上想定価格は3.3万円(税込)で6月25日に発売予定。
既にAmazonでは「ブラック」「プラチナシルバー」両色の予約が始まっており、価格は3.3万円でポイントが10%分付与されるようだ(2021年6月11日時点)。
WF-1000XM3
画像引用: 公式サイト
2019年に日本を震撼させた前機種「WF-1000XM3」。今でもAppleの「AirPods Pro」と同じくらい見かける。この機種がここまでの人気になったのには以下のような理由が絡んでいると考えている。
- 完全ワイヤレス界で最高級の音質
- 完全ワイヤレス界で最高級のノイキャン(ANC)
- SONYブランド
他にも色々あるが、個人的には以下の理由で買うのを断念した。
- デカすぎる
- 非防水対応
- 自立しない
- aptX非対応
- 他の人と被る
- 当時としては高い印象を持った(約2.5万円)
ちなみにガジェット沼に入り始めたのは後輩がこのWF-1000XM3を購入したから。当時はイヤホンも詳しくなければノイキャンもわからんかった。ガジェットとの出会いとかは以下参照。
-
【M天パ(めがてんぱ)自己紹介】変わって楽しいの繰り返し
続きを見る
この脅威のWF-1000XM3が新作として更なる進化を遂げて出てきたのが今回のWF-1000XM4。
SONY WF-1000XM4
画像引用: 公式サイト
項目 | 性能 |
価格(Amazonで2021年11月20日時点) | ¥33,000 |
最大再生時間 | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) |
ANC | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
防水・防塵 | IPX4 |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
専用アプリ | ○ |
コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ドライバー | 6 mm |
装着検知 | ○ |
操作変更 | ○ |
タッチ式かボタン式 | タッチ式 |
強み | 業界最高クラスのANC 高音質 LDAC スピークトゥチャット DSEE Extreme 360 Reality Audio |
これだけ見れば他の性能が良いイヤホンと同じだが、強みの部分が結構強いので人気になると思う。以下で気になる機能について触れる。
こんな人にオススメ
なんとなんとWF-1000XM4を購入&下記記事でレビューしました。
圧倒的なノイキャン性能に付加機能モリモリでしたが、操作性がクソすぎてビビりました。
-
【SONY WF-1000XM4レビュー】神とゴミのハーフ&ハーフ
続きを見る
LDAC
画像引用: 公式サイト
まずLDACだがこれはSONYが開発した高音質コーデック。一般的なコーデックはAACやaptXだが、これらを超える超高品質な音質を実現している。しかし、LDACを使用するにはそれに対応した機器が必要で、一般ユーザーはスマホで再生するので機器が絞られる。
一応、SONYの「Xperia 1 II」やSAMSUNGの「Galaxy Note20 Ultra 5G」など高価なものからSHARPの「AQUOS sense4」などの安価なものまである。
しかし、LDACのためにスマホを選択するかといえば、執筆者自身は優先度が低いのでなし。aptXに対応してくれたら嬉しかった。Qualcommとの大人の事情とかがあるのだろう。
スピークトゥチャット
画像引用: 公式サイト
「スピークトゥチャット」は簡単にいうとイヤホンなどを装着しながら会話が簡単にできる機能。音楽を聴いている最中でも声を発するだけで音楽再生を一時停止し、外音取り込み機能に自動切り替えされる。
先行レビューでは独り言や鼻歌などでも機能して音楽が止まるので使い所が限定されそうだ。
個人的には試したいが、話し始めてから機能するのでワンテンポ遅れるんじゃないかという懸念がある。
DSEE Extreme
画像引用: 公式サイト
「DSEE Extreme」はYouTubeやSpotifyなどの圧縮音源をAI技術でアップスケーリングするというもの。アップスケーリングすることで聴いている音楽を高音質のハイレゾ級に変更することができる。
執筆者自身、音に敏感でもないし難癖をつけるほど優秀な耳を持ち合わせているわけではない。したがってそこまで重要にしていないが、機能のオン・オフ前後でどこまで変わるのかは見どころ(聴きどころ)。
もしかしたらこのDSEE Extremeで音楽の沼に入り始めるかもしれないしもっと音楽を聴きたい思うかもしれない。試してみたい気はある。
先行レビューを聞く限りは超高評価
今作WF-1000XM4は多くのガジェット系YouTuberが先行レビューを行なっている。もしかしたら良いこと多めで頼む的なことをお願いされているのかもしれないが、評価はかなり高い。
それでも一応デメリットも挙げられている。
- 高い(3.3万円)
- 若干接続性に不安が残る(前作WF-1000XM3は結構接続が不安定だったらしい)
- 誤操作が起きやすい(タッチ式だから仕方ない)
あと、個人的にこの機能は欲しかったというのが以下。
- aptX
- 防水(IPX4の防滴には対応している)
- マルチポイント(別の機器で接続すれば、自動で前の接続が切れるという手軽さはあるらしい)
- ボタン操作の自由な変更(現状はパターンAの操作方法、パターンBの操作方法など固定)
買いたいポイント
個人的に買いたいと思うポイントが以下。
- 長時間バッテリー
- 最高峰のANC
- スピークトゥチャット
- DSEE Extreme
- ワイヤレス充電対応
SAMSUNG Galaxy Buds Pro
画像引用: 公式サイト
個人的にまずWF-1000XM4の対抗馬として挙げられるのが、SAMSUNGのGalaxy Buds Pro。
こんな人にオススメ
以下の記事でレビューをしています。美しい反面、少々面倒な操作性でもありました。
無駄に操作性悪いからデメリットが浮き出ています。
-
【Galaxy Buds Proレビュー】煌びやかさとツヤと強力なノイキャン
続きを見る
項目 | 性能 |
価格(Amazonで2021年11月20日時点) | ¥19,800 |
最大再生時間 | 最大5時間(NCオン) / 最大8時間(NCオフ) |
ANC | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
防水・防塵 | IPX7 |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
専用アプリ | ○ |
コーデック | SBC、AAC、Scalable Codec |
ドライバー | 6.5 mmツイーター + 11 mmウーファー |
装着検知 | ○ |
操作変更 | ○(長押しのみ) |
タッチ式かボタン式 | タッチ式 |
強み | 周囲環境に合わせたANC 音声検出機能 2Wayスピーカー 360°オーディオ(One UIのみ) 美しいパープル(ブラックとシルバーもあるよ) |
インテリジェントANC
画像引用: 公式サイト
「インテリジェントANC」とはANCの強度を、騒音が大きい環境下では強めに、逆に静かな環境下では弱めに自動最適化してくれるというもの。今は電車だからANCを強めにしようとか、家だから弱めにしてバッテリーの消費を抑えようなどを自動で調整してくれる機能。
インテリジェンスではあるが、実はこれに似た機能がWF-1000XM4にも搭載されている。WF-1000XM4は今は電車だとかを自動判別し、そのシーンで登録しておいた設定に自動切り替えしてくれるというもの。
どこでも自動調節のGalaxy Buds Proと最適化を個人で設定のWF-1000XM4。似たようなものであるが条件が異なるのでどちらにするか迷いどころ。
音声検出機能
画像引用: 公式サイト
こちらはWF-1000XM4で搭載されていた機能と同じもので、自分が何か言葉を発すると自動でANCをオフにして外音取り込み機能をオンにする。初めからANCをオフにしていたら音量を下げてくれる。
だから注文時や会計時にいちいち外音取り込み機能をオンにしなくてもいい。しかし、自分が会話をし続けていないと外音取り込みが切れてしまい会話ができなくなる。続けるには手動で外音取り込みをオンにするか話し続けるか。
まあこれはWF-1000XM4にも当てはまるデメリット。
2Wayスピーカー
画像引用: 公式サイト
ウーファー搭載で低音を、ツイータ搭載で高音をキレイ表現することが可能。まさかのこの小さな筐体でウーファーを入れてきたのは興味深い。低音好きな執筆者としては使ってみたいイヤホンとして挙げられる。
しかもAKG監修ということで音質自体もかなり良いとのこと。愛用機のJabra Elite 75tは低音を強くしすぎでイヤホンが揺れるほどまで調整できたので闘わせたい。
-
【Jabra Elite 75tレビュー】今でも十分戦える高性能イヤホン
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優等生だがデメリットが痛め
どうやら色々な機能があるのはあるが、突出して出来が良いというわけではないようだ。どれもそれなりに優秀。安定した性能を求めている方にはピッタリなのかもしれない。しかし、優等生のくせに所々隠れた癖が強めで痛め。
- 360度オーディオはSAMSUNG製のUIであるOne UI3.1以上じゃないと使えない
- ペアリングの切り替えもOne UI3.2以上が必要
- コーデックがaptXなしのScalable Codecあり
大きなメリットになると思いきやまさかの自社のみ。どこかのリンゴのような戦略だが自社で固めるにはこうするのが安定なのかもしれない。
さらに操作変更も長押しだけのようだ。しかも全操作左右共通。左右で割り振りをする執筆者としてはこれだけで候補から外れそう。
- 1回タップ: 再生・停止
- 2回タップ: 次の曲
- 3回タップ: 前の曲
- 長押し: 音声アシスタント or ノイキャンや外音取り込み切り替え or 音量調節
買いたいポイント
- 2万円で購入可能(感覚麻痺してる)
- 美しいパープル(ブラックとシルバーはパス)
- 強力なANC
- 音声検出
- 2Wayスピーカー
HUAWEI FreeBuds Pro
画像引用: 公式サイト
個人的に結構気に入っていて欲しいと思うのが、HUAWEIの「FreeBuds Pro」。デザインもいいしANCも強いし、何よりマルチポイントに対応しているのが大きい。
項目 | 性能 |
価格(Amazonで2021年11月20日時点) | ¥22,800 |
最大再生時間 | 最大4時間(NCオン) / 最大7時間(NCオフ) |
ANC | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
防水・防塵 | × |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
専用アプリ | ○ |
コーデック | SBC、AAC |
ドライバー | 11 mm |
装着検知 | ○ |
操作変更 | ○(長押しのみ) |
タッチ式かボタン式 | タッチ式+スライド |
強み | 最高クラスのANC マルチポイント スワイプによる音量調節 ANCの自動調節 シルバーが美しい |
シーン別ANC
画像引用: 公式サイト
またまたやってきた周囲の環境でANCを調節する機能。自動調節の他にも「ウルトラ」「標準」「くつろぎ」の3種類のモードから選択することができる。多くのレビューで自動調節の「ダイナミック」でいいとのこと。
手動の場合はウルトラにしておくとしっかりノイキャンしてくれていいとのこと。くつろぎはノイキャンがほとんど効かないという意見もあった。
スワイプ操作による音量調整
画像引用: 公式サイト
操作はApple AirPods Proと同様、柄の部分を押し込むことで可能。これらに加えて柄の部分を上下にスワイプすることで音量調節が可能。これが直感的でわかりやすいと評判だ。確かに音量をUPもしくはDOWNなら上・下にスワイプするのが一番しっくりくる。
あまりスワイプジェスチャーに対応したイヤホンはないのでこれは一回は試してみたいと思うところ。
マルチポイント
画像引用: 公式サイト
HUAWEIの方ではデュアルデバイス同時接続と表記されているがマルチポイントのこと。マルチポイントとは複数のデバイスに「同時」に接続できるという機能。メリットとしては「いちいちデバイス間でBluetoothの切り替えがいらない」という点。
これがすごい便利で、作業中はPCで音楽をかけ、休憩時はPCで音楽を切って同時接続しているスマホからYouTubeをかけるとそのままスマホのYouTubeからの音声が聴こえる。シームレス。
現在の愛用機「Jabra Elite 75t」にもマルチポイントがついていてめちゃくちゃ便利。
気をつけてほしいのが「マルチポイント」と「マルチペアリング」。前者は上にも書いたように同時に接続できるということ。後者はどれだけの機器に登録できるかを表して、同時に接続できるわけではない。
絶妙に痛手
にもデメリットもある。
- 操作変更は長押しのみ
- 指紋が目立ちやすい
- 連続再生時間が短い
- 防水非対応
- コーデックがAAC止まり
なぜか操作変更は長押しのみが多い。操作は以下の通りで左右共通。音量調整がスワイプなのはベリーグッド。
- 1回タップ: 再生・停止
- 2回タップ: 次の曲
- 3回タップ: 前の曲
- 上スワイプ: 音量アップ
- 下スワイプ: 音量ダウン
- 長押し: 音声アシスタント or ノイキャンや外音取り込み切り替え
あとはケース・イヤホンに指紋が目立ちやすいや再生時間が短い、防水非対応、AAC止まりなどどうしようもないもの。せめて連続再生時間を6時間で防滴対応くらいはしてほしかった。
結構長時間使用するし防水でのストレスフリーは欲しいな。
買いたいポイント
- 2万円で購入可能(値段の上下が¥5,000くらいある)
- 美しいブラック寄りのシルバー(ブラックとホワイトはパス)
- 強力なANC
- マルチポイント
- スワイプによる音量調節
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
画像引用: 公式サイト
続いてはコスパの神であるAnkerの出している「Soundcore Liberty Air 2 Pro」。この機種もコスパが神すぎて話題だった。
項目 | 性能 |
価格(Amazonで2021年11月20日時点) | ¥12,980 |
最大再生時間 | 最大6時間(NCオン) / 最大7時間(NCオフ) |
ANC | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
防水・防塵 | IPX4 |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
専用アプリ | ○ |
コーデック | SBC、AAC |
ドライバー | 11 mm |
装着検知 | ○ |
操作変更 | ○ |
タッチ式かボタン式 | タッチ式 |
強み | 最高のコスパ この価格でANC、外音取り込みつき アプリもある イコライザもいじれる |
超コスパ
画像引用: 公式サイト
さすがコスパのAnkerが出しているだけあって、全部盛りでも1.3万円ほど。これでSBCのみだったりmicro-Bだったりしたらあーとなるが、AACまでは対応だしtype-Cだしなんならワイヤレス充電にも対応。
しかも連続再生時間も6時間と一般的な長さでもはや怖いレベル。逆にどこで削っているのかがわからん。
アプリ対応
画像引用: 公式サイト
これだけの付加価値がついているならアプリに非対応かといえばそうではなく、しっかりアプリにも対応している。しかもバッテリー残量の確認だけとかいう存在価値がわからんアプリではなく、個人に最適なイコライザーを判定してくれたり操作変更まで可能。
至れり尽くせり。
シーンに最適なANC
画像引用: 公式サイト
Ankerはこれでは終わらない。ANCのモードを変更することが可能。強い順に
- 交通機関モード
- 屋内モード
- 屋外モード
さらに自分でANCの強度をカスタムすることもできる。もう耐えきれんな。
ただし付加価値は少なめ
これまでに挙げたイヤホンにあった、ANCの自動調節や話しかけたら自動で外音取り込みになるなどの付加的な機能はない。ただし価格が違う。もはやSoundcore Liberty Air 2 Proは低価格帯のイヤホンだ。
この価格でここまでのクオリティなので付加価値が少ないのも許容できるだろう。多分これからのAnkerのイヤホンはもっと驚くクオリティになるだろう。
買いたいポイント
- 安い
- 長時間バッテリー
- 大口径ドライバー
Jabra Elite 85t
画像引用: 公式サイト
最後は現在の愛用機「Jabra Elite 75t」の後継機「Elite 85t」。順当にいけばこの機種を購入するはずだが少し微妙な点がある。
こんな人にオススメ
結局Elite 85tを購入しました。以下の記事でレビュー済みです。
順当に性能はいいんですけど、これといった付加機能がないです。基本機能は満点レベルですが、面白みがない、優等生タイプでした。
-
【Jabra Elite 85tレビュー】ノイキャン・音質・操作性どれも優等生なバランサー
続きを見る
項目 | 性能 |
価格(Amazonで2021年11月20日時点) | ¥21,889 |
最大再生時間 | 最大5.5時間(NCオン) / 最大7時間(NCオフ) |
ANC | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
防水・防塵 | IPX4 |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
専用アプリ | ○ |
コーデック | SBC、AAC |
ドライバー | 12 mm |
装着検知 | ○ |
操作変更 | ○ |
タッチ式かボタン式 | ボタン式 |
強み | 最高のANC 最高の外音取り込み機能 操作変更が豊富 迫力のある低音 ミニマルデザイン |
最高のANCと外音取り込み機能
画像引用: 公式サイト
前機種であるElite 85tでは外音取り込み機能が最高級でほぼほぼつけていないレベル。外音取り込み機能でよく言われるのがElite 85tだが、Elite 85tの登場時には唯一のライバル機種とも言われていたような気がする。
その外音取り込み機能の性能を引き継いだのが本機種Jabra Elite 85t。外音取り込み機能が自然。
さらにElite 85tではソフトウェアアップデートで追加されたANCが標準搭載。最強レベルのElite 85tやBOSE QuietComfort Earbudsと肩を並べる程のようだ。
操作変更の自由度が高い
画像引用: 公式サイト
の時点で既にできることが山のようにあって自由度が高すぎた。Jabra Elite 85tでは75tではできなかったANCの強度の変更も可能に。
今まで紹介してきたイヤホンの中で一番の操作変更自由度がある。設定項目は
- シングルタップ
- ダブルタップ
- トリプルタップ
さらにそれぞれ左右で別々の動作を割り振ることも可能。長押しはデフォルトで音量調節に使用されているので、最大8種類の操作を割り当て可能。現在、Jabra Elite 85tでは以下のように設定している。
- 右シングル: ANC ⇄ 外音取り込み
- 左シングル: ANC ⇄ 外音取り込み
- 右ダブル: 再生・停止
- 左ダブル: 再生・停止
- 右トリプル: 次の曲
- 左トリプル: 音声アシスタント
- 右長押し: 音量UP
- 左長押し: 音量DOWN
めちゃくちゃ便利。
超低音
画像引用: 公式サイト
ではイコライザで低音を最大にするとイヤホン本体が揺れているのか耳の中が揺れているのか、音楽を揺れながら聴くことができた。
Jabra Elite 85tではドライバーが6 mmだったのに対し、Jabra Elite 85tでは12 mmと倍となっている。このおかげもあり、かなり低音を効かせることが可能。しかも上品なズゥン系の低音なので聴いていて気持ちよい。
前作と見た目は同じ
実はJabra Elite 85tはJabra Elite 85tから単純に一回り大きくなったような外観。イヤーピースが楕円形になったりマイクが増えたりはしたが、基本的には前作と同じ。だから新しいものを手に入れたという所有欲や感動が少ない。
個人的にはこの点はすごい重要だと思っているので微妙なポイント。
あと、イヤーピースも自分には合わなかった。というのもこの機種だけは遥か前に視聴したことがあり、その際にサイズと楕円形イヤーピースが耳に合わずにANCが弱めだった。もちろん購入時には他サイズもあるし自分で用意すればいいんだけど。
その点ではJabra Elite 85tも楕円形イヤーピース。なぜ楕円なんだよ。
買いたいポイント
- 最高のANC
- 最高の外音取り込み機能
- 自由度の高い操作変更
- コンパクトなデザイン
5機種比較
項目 | SONY
WF-1000XM4 |
Galaxy
Buds Pro |
HUAWEI
FreeBuds Pro |
Anker
Soundcore Liberty Air 2 Pro |
Jabra
Elite 85t |
---|---|---|---|---|---|
価格(Amazonで2021年11月20日時点) | ¥28,500 | ¥19,800 | ¥16,973 | ¥12,980 | ¥25,800- |
最大再生時間 | 最大8時間(NCオン) 最大12時間(NCオフ) |
最大5時間(NCオン) 最大8時間(NCオフ) |
最大4時間(NCオン) 最大7時間(NCオフ) |
最大6時間(NCオン) 最大7時間(NCオフ) |
最大5.5時間(NCオン) 最大7時間(NCオフ) |
ANC | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
外音取り込み機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
防水・防塵 | IPX4 | IPX7 | × | IPX4 | IPX4 |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
専用アプリ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、Scalable Codec | SBC、AAC | SBC、AAC | SBC、AAC |
ドライバー | 6 mm | 6.5 mmツイーター + 11 mmウーファー | 11 mm | 11 mm | 12 mm |
装着検知 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
操作変更 | ○ | ○(長押しのみ) | ○(長押しのみ) | ○ | ○ |
タッチ式かボタン式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式+スライド | タッチ式 | ボタン式 |
強み | 業界最高クラスのANC 高音質 LDAC スピークトゥチャット DSEE Extreme 360 Reality Audio |
周囲環境に合わせたANC 音声検出機能 2Wayスピーカー 360°オーディオ(One UIのみ) 美しいパープル(ブラックとシルバーもあるよ) |
最高クラスのANC マルチポイント スワイプによる音量調節 ANCの自動調節 シルバーが美しい |
最高のコスパ この価格でANC、外音取り込みつき アプリもある イコライザもいじれる |
最高のANC 最高の外音取り込み機能 操作変更が豊富 迫力のある低音 ミニマルデザイン |
こう並べるとやっぱりJabra Elite 85tとJabra Elite 85tとJabra Elite 85tが有力と感じてしまう。
結局買ってしまうという
この記事を書いた後から数ヶ月後、WF-1000XM4が1万円くらい割引されたタイミングで購入。結局買ってしまった。
以下の記事でも書いたように、ノイキャン性能はピカイチなんだけど、操作性がゴミすぎる。ノイキャンや外音取り込みなどの神と操作性のゴミ部分のハーフ&ハーフ。
ハイエンドの性能がわかって沼に入っている状態。まあ幸福だから良しとする。
-
【SONY WF-1000XM4レビュー】神とゴミのハーフ&ハーフ
続きを見る
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