2023年も終わりを迎えもう一年が過ぎ去るのかと思いつつ今年も色々と買って試して楽しんだなと思う今日この頃。
この記事では2023年に買った良かったモノと逆に買った良くなかったモノを紹介する。買い物の参考にしてほしい。
なお、特に順位などはつけていないし、執筆者の中では微妙というだけで万人が微妙というわけではない。2022年の買って良かったモノは以下。
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良かった:SwitchBotボット
地味に買って良かったのがSwitchBotのボット。機能はシンプルで物理ボタンをスマホや音声で押す・引くだけ。
我が家ではキッチンの換気扇のオン・オフと廊下のライトのオン・オフに活用。リビングの窓を開けるついでに音声で換気扇をオンにできるので、いちいちキッチンまで行く必要がない。
また、我が家の廊下にはライトがあるがキッチンからオン・オフできないクソ仕様。なのでSwitchBotのリモートボタンと組み合わせてキッチンでも廊下のライトとつけられるようにした。
こういう些細なところを改善し続けるのがスマートホーム化の一歩でもあり堕落への一歩でもある。
良かった:+Style CO2センサー
デスク環境改善でマジで買った良かったのが+StyleのCO2センサー「+Style PS-CO2-W01」。二酸化炭素濃度(CO2濃度)と温度と湿度を表示するだけのシンプルな機能だがこれが良い。
今まで習慣と体感で部屋の空気の換気をしていたのが、客観的な数字として確認しつつ換気できるようになった。
換気しようかどうしようかという迷いがなく「これは換気しよう」とパッと判断できるのが良い。
ただ、表示するという機能以外は結構省かれていて、測定は3秒に1回なのに履歴は1時間ごとだし本体はタッチ非対応。
ガッツリ操作するというよりデスク上に置いてデスク環境を改善するという役割に徹するという使い方がマッチしている。
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良かった:Shurikey SAIZO
2023年の初めに購入した明らかにアブナイ色をしたキーボード「Shurikey SAIZO」は買って良かった。結局10ヶ月くらいずっと使っていた。
Shurikey SAIZOに出会ってなかったらキーボード沼は冷めていたくらいインパクトのあるボディにVarmiloのsakura軸という静電容量方式の打鍵感が心地よい。
さらに右上のノブで音量調節できるという快感を初めて味わったが、ノブがめちゃくちゃ便利。いちいちショートカットで調節する必要がないのが最高。
難点は2023年末時点で在庫がなくて買えないのと有線接続時に端子部分が狭すぎてほとんどのケーブルが挿さらないという点。
それよりも才蔵という名称と毒々しいカラーリングが目立ちすぎるキーボード。是非ともチェックして在庫があれば購入を検討してほしい。
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良かった:EHOMEWEI G156DSL
3台までの外部ディスプレイの出力が可能なM2 Pro MacBook Proを購入してもう1枚ディスプレイが欲しかったところで提供いただいたのがEHOMEWEI G156DSL。
いわゆるモバイルモニターで似たような性能のディスプレイは多数あるだろうが、執筆者はEHOMEWEI G156DSLしか使ったことがないし普通に良かったので紹介。
QHD+(2K / 2560×1440)で発色が良く、15.6インチでMacより大きいディスプレイなのでサブディスプレイとして活用。
難点はタッチ対応だがMacでは使いづらいのとタッチするとめちゃくちゃ揺れるという点。そして若干暗いので日当たりが良いシーンだと見づらいという点。
ただ、タッチせずレースカーテンで日光を少し遮れば問題なく使える。むしろFinderのファイル管理やTickTickのタスク管理として使えば快適すぎる。
良かった:Keychron Q11
とうとう買ってしまったのが分割キーボードのKeychron Q11。これはマジで沼。
一般的な分割キーボードの65%以下のサイズではなく75%+αという超変態配列。ノブが左右にあるし左側にはマクロキーを搭載。3万円を優に超えるのに有線専用。頭おかしい。
ただ、キー数が多い分割キーボードということで、キーボードのカスタムについて自分なりに再度考えるきっかけになった。
今はマクロキーやPgDnキーなどもカスタムしつつ使っているが、そもそものキーボードを置く位置や角度やマウスの位置など、普通のキーボードより考えなければいけない変数が多すぎる。
この沼を攻略するのはかなり大変だがこれがキーボードの魅力でもある。
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良かった:Lofree Flow
ロープロファイルなのにガスケットマウント搭載のメカニカルキーボードの「Lofree Flow」が快適すぎた。厳密には買ったわけではなく提供品だがLofree Flowはマジでおすすめできる。
今までMac内蔵キーボードやApple Magic KeyboardやLogicoolの薄型キーボードを使ってきたが、これらのロープロファイル系とは一線を画す質感・打鍵感。
薄くてコンパクトなのにしっかりとした打鍵感でタイピングして楽しいしBluetoothにも対応しているので気軽にどこで使える。
スタンドの角度調節ができなかったりライティングがノースフェイスで見づらかったりと微妙なところもあるが、打鍵感を考えれば些細な問題。
ゴツいメカニカルに抵抗があるけどメカニカルに興味がある人は手に取ってみてほしい。
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良かった:XPPen ACK05
左手デバイスはこの世に数多く存在しディスプレイ付きの「Elgato Stream Deck MK.2」や多ボタンの「TourBox Elite」などあるがどれも2万円オーバーが常識で高すぎる。
そこで普通の2, 3000円くらいのテンキーを魔改造してそれなりに快適に使えていた。
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が、どうせなら普通の左手デバイスを使おうということで購入したのが5,000円で買える「XPPen ACK05」というわけ。
合計10ボタンにホイールが1つなので一般的な左手デバイスよりは設定できる項目が少ないが、それでも初心者にとっては使いやすい。
メインはDaVinci Resolveの動画編集で使っているが、導入してから編集速度が上がった気がする(気がする)。もちろん他のアプリでも使えるのでカスタムしたい。
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良かった:マグネット端子
めんどくさがり屋の執筆者はもはやUSB Type-Cケーブルをスマホに挿すことすら面倒。ということで気になっていたマグネット端子を購入したがコレがマジで良かった。
普通のケーブルの先端に親機を取り付け、スマホ側に子機をつければあとはケーブルをスマホに近づけるだけで簡単にくっついて充電できる。
さらにケーブルを外す時も垂直に引っ張れば簡単に取れるので充電のハードルが一気に下がった。めちゃくちゃ楽に充電できる。
一応、端子を挿せば若干は充電速度が落ちたり、もしかしたら発火するというウワサもあるが今のところ何も起きていない。
それよりも便利すぎるのでスマホ、キーボード、テンキーなどあらゆるものにマグネット端子をつけた。
充電の手間をなくしたい・簡単にデバイスの物理的な切り替えがしたい人は購入検討してほしい。
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良かった:SONY WF-1000XM5
2023年も多くの完全ワイヤレスイヤホンが発売されたが、音質・ノイキャン・機能性の総合点で言えばSONY WF-1000XM5が一番良かった。
もちろんTechnics EAH-AZ80やEarFun Free Pro 3など高価格帯・コスパモデルなども魅力的だが、どれも微妙に感じる点が微妙すぎた。
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SONY WF-1000XM5の微妙に感じる点は操作性と筐体がツルツルすぎる点だが、どちらもまだなんとかなるので2024年も継続利用する予定。
それよりもノイキャンが強力でマルチポイントもワイヤレス充電にも対応している方が重要。年末時点ではクーポンが出ていたりで安くなっているので気になっている人はチェックしてほしい。
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良かった:Galaxy Z Fold5
2023年に一番買って良かったモノはダントツで折りたたみスマホの「Galaxy Z Fold5」。折りたたんだ状態だと細めのスマホだが、開けば小型タブレットサイズ。これが最高。
YouTubeを観るのも読書をするのも地図を見るのもAmazonディグりをするのも7.6インチのメインディスプレイが快適すぎる。
大画面なのに折りたためるから普通のスマホ+αくらいの重量・厚さでポケットに入れて持ち運べる。いつでもどこでもスマホとタブレットを行き来できる。
マジで買って良かったんだけど、欠点ももちろんある。
- マジで高い(25万円〜)
- メインディスプレイに傷がつく
- 補償に入ってないと修理費用が超高額
折りたたみスマホはそのディスプレイの仕様上、普通のスマホより柔らかいディスプレイなので簡単に傷がつく。普通のスマホなら落としても大丈夫だが折りたたみスマホは落としたら打痕傷ができる。
公式ショップのGalaxy Harajukuは基本その月の予約は不可、携帯ショップからだと2週間以上かかる預かり修理。ゴミすぎ。
この文章を書いている時点ではまだ預かり修理中なので請求額はわからないが、修理が完了したら追記する。はず。
購入して丁寧に使っていたらマジで快適だから気になっていた人は自分の性格やモノの扱い方を考えつつ検討してほしい。
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買って良くなかったモノ5つ
ここからは逆に買って良くなかったモノを5つ紹介する。各商品にどういうデメリットがあるのかも購入の参考にしてほしい。
M2 Pro MacBook Pro:バグが多い
いきなりエグいモノを出してくるが、どうにもM2 Pro MacBook Proに買い替えてからバグが多くて困っている。
もちろん全てM2 Pro MacBook ProのせいじゃないだろうしmacOS Sonomaの影響もあるだろう。しかし、細かなバグがめちゃくちゃストレスで前まで使っていたM1 MacBook Proの方がストレスフリー。
- Finderフリーズ系(Mac再起動しか復活できない)
- NAS上で動画ファイルの編集・書き出し
- NASに保存した動画をYouTubeにアップロード
- ブラウザなどにファイルドラッグ&ドロップ
- 再起動時にほぼ確実にメモ帳がフリーズ
- カーソルは動くがマウスクリックの反応なし
- DaVinci Resolveのウィンドウが反応しない
ちなみにこの文章を書いている日もFinderがフリーズして午前中で既に2回も再起動している。クソ。
ただ、トリプルディスプレイ環境にできたしディスプレイサイズや基本スペックは向上しているから、買って良くなかったものの買って良かったにも入る微妙な立ち位置。
Jabra Elite 10:機能に対して高すぎる
も微妙な立ち位置で、結局サブのイヤホンとして活用してはいるものの価格と機能性を考えればコスパは悪い。
風切り音低減は非搭載だし一時停止と同時に外音取り込みにも非対応。空間オーディオをプッシュしているが、それだけで4万円(当初)は高すぎる。
サブで使っているのは装着感が超絶軽いから。サクッと装着してすぐにノイキャンという点で使っている。一般人にはおすすめしない。
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CIO SMARTCOBY Pro PLUG:Type-Aは使わない
CIOのコンセント内蔵型のモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」は自分の用途的に合っておらず後悔。
質感は良いし10,000mAhの大容量モデルなので基本は良いが、執筆者環境的にはUSB Type-Aは使わない。
ということで結局ほぼMATECH GanCellでUSB Type-Cが2発の「Pnvruy PST-60PB」を購入した。USB Type-Aの存在意義は改めて問うてから買ってほしい。
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Xiaomi Buds 4 Pro:使いづらすぎる
はプライムデーで半額くらいになっていたので購入したがあまりにもクセが強すぎた。操作内容の変更の自由度は効かないし接続が勝手に切られるしイコライザの変更も不可。
マジでどういう用途で使ったらいいのか謎すぎる。逆に満足する人はデフォルト設定かつマルチポイントを使わないユーザーの中のXiaomiファンくらい。
もし安くなっていても怖いもの見たさ以外の購入はおすすめしない。
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Anker 610 Magnetic Phone Grip:支える気0
iPhone 15 ProとGalaxy Z Fold5からMagSafeデビューして初めて購入したMagSafeリングが「Anker 610 Magnetic Phone Grip」だったがこれは微妙。
そもそもスタンドを引っ張り出そうにも隙間がないから出せないし、出したところでリング部分が柔らかく短いので普通のスマホのiPhoneですら縦置きしたら速攻で倒れる。
今は2段式かつ結構ヒンジが硬い「MayKey MagSafeリング」を使っている。MayKeyの方が安いし機能性も高い。
成熟したからこそチャレンジできた2023年
いろんなところで言われているように、もうスマホもイヤホンもキーボードも成熟し切った。だから一般人は平均を買えば普通に満足できる。
ただ、我々ガジェット好きはそれでは飽き足らないので、より高みを目指すためにチャレンジする。そして2023年はトリプルディスプレイ環境や分割キーボード、折りたたみスマホなどトリッキーを攻められた。
来たる2024年は成熟したデバイスの価格競争が激化するので、それを尻目にワクワクするようなガジェットを漁る予定。
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